まだ先の試合だが、決定との事で、今日の試合が消化不良だったので記しておこうとおもいます。
テレンス・クロフォードVSジュリアス・インドンゴ
Sライト級4団体統一戦がすんなり決まりました。
インドンゴは昨年までは母国ナミビアでファイトマネーいくらでやってたのか知りませんが、急激なサクセスストーリーです。アメリカン、アフリカンドリーム。
井上より早く一気に夢の舞台です。夢か?
五輪金メダルのディアスさえ子供扱いするクロフォードのキャリアとボクシングの深みがずっと上なので、断然クロフォード有利ですが、インドンゴはミステリアスです。
長身から槍のような大砲を惜しげもなくビュンビュン振るうので誰もかみ合わない、距離が合わない、試合を作れないです。
高齢のわりに運動量も豊富で槍の雨が止まらないもんだから、古豪の平凡な王者、リッキー・バーンズは何もすることができませんでした。この槍が直撃するとトロヤノフスキーのような失神になり、威力もタイミングも厄介です。
が、受けたインドンゴはイケイケでしょうが、クロフォードにこのボクシングは通用しないだろうとおもいます。距離とタイミングを支配されたらインドンゴが子供扱いされるでしょう。未だ謎の多いアフリカンですが、一芸に秀でただけの王者である事が晒されることになり、ミスマッチに終わるかもしれません。
https://youtu.be/SYeshYJAVmU
ただ、インドンゴを応援してますけど、ここに勝ったらボクシングってなんや?と考えさせられることになりそうです。
ロマチェンコVSマリアガ
これは意外な組み合わせ。皆ロマチェンコから逃げたという事かな。
オスカー・バルデスVSミゲル・マリアガは結果と違い、自分はマリアガの勝利だとおもっているし、正統派でかなり強いランカーです。無冠の帝王といいたいほどです。
しかし、あくまで正統派としてハイレベルなだけで、超絶技なロマチェンコには通用しないだろう。マリアガが屈したウォータースも、バルデスも(アマで)ロマチェンコには歯が立たず、この対戦の勝敗には何も期するものがない。
2度のチャンスを逃したマリアガにとってはベルトは獲れずとも少しでも稼げればもういいのかな。ライト級も視野に入れていたロマチェンコがフェザー上りのマリアガしか相手がいないのはさみしいです。
オーソドックスでクラシカルなボクサーカテゴリでは優秀なマリアガの奮闘をみて、VSマイキーやVSリナレスを妄想するための試合だ。
この試合もノーマス決着になる可能性が50%かな。
https://youtu.be/o8V7fmff3_8