ここに奴がいる限り/(ファイターズファイターズ)レオ・サンタ・クルス

「ミュージシャンズミュージシャン」という言葉は、ミュージシャンのうち、特に音楽のプロであり同業者であるミュージシャンから支持されているミュージシャンを指す。必ずしも一般消費者の受けがよいとは限らないが、専門家から高く評価されているミュージシャンという意味だ。

ここで言う「ファイターズファイターズ」の意味は全く違う。みんな戦いたくてひっぱっりだこ、大人気の王者である。しかし本人はビッグファイトを口にはすれど、相手を厳選し、リスクから逃げ続けてきた。

それも今年で期限切れだとおもわれる。

WBAフェザー級、スーパーフェザー級のスーパー王者、レオ・サンタ・クルス(37勝19KO1敗1分)がジェルボンタ・デービスとの試合をアピールしている事は周知の事実だが、ボクシングの政治では何が起きるかわからない。

デービスとの試合が実現しなかった場合のオプションも想定している。

サンタ・クルス
「デービスと試合できなかった場合、他にもビッグネームはいます。まずはゲイリー・ラッセルJr。彼は先日試合をしたばかりだが、私との試合が決まれば彼にとっては今年もうひとつの偉大な試合になるでしょう。そしてもう一人がジョセフ・ディアスです。彼とは(スティプルズセンターで)すぐにでも試合が実現できるでしょう。その他の選択肢もあるかもしれないが、今はゲルボンタ・デービスとの試合が一番の優先事項です。」

サンタ・クルスはリスキーな戦い、ビッグマッチに対して今までずっと消極的だったが、ファンのイライラはピークに達している。クルスは、この問題が解決するまで、トレーニングに集中し冷静に規律を保とうとしている。

サンタ・クルス
「私の本当のファンならば理解してくれるでしょう。試合をするのは私たちファイターでも、それを決めるのはファイターではないからです。チームが計画し検討し、さらに別の人々を通して行ったり来たりしながら試合は決まる。だから、希望通りの試合が実現するのは本当に難しいのです。

私は、ラファエル・リベラ戦後、ゲイリー・ラッセルJrと戦うと信じていた。しかし何が起きたのかはわかりませんが、それは実現せず別の機会が訪れました。スーパーフェザーでタイトルマッチが決まり、それを受け入れた。」

レオ・サンタ・クルスVSゲイリー・ラッセルJrというフェザー級のカードは実現しなかったが、タンク・デービスの粉塵に幸運が輝くことを願う。

これを読めば100歩譲って本人に非がないことにしても、サンタ・クルス陣営、チームが強豪を避けているのは明らかだ。

こいつはヤバい、負けるリスクがある、こっちにしよう・・・
そしてチームとはサンタ・クルス本人も加わる。

「何が起きたのかはわかりませんが別の機会が訪れ・・・」

WBAのサンタ・クルスへの厚遇は目に余る。一定のファン(お金)を集める興行のスターだからだろうか。

ファンのイライラはピークに達している。

ゲイリー・ラッセルJrとやったらそのスピード差についていけないだろう。
ゲルボンタ・デービスの破壊力に耐えきれないだろう。

少なくともここ数戦のサンタ・クルスの試合には何も説得力がない。

それでも、長くトップの地位を享受してきた立場として、やらねばならぬ義務、責任がある。

どうか、ジョセフ・ディアスという選択はやめてくれ。
微妙な判定勝負になるしか描けない。

あのキラキラな笑顔にはもう騙されない。

ここにサンタがいる以上、ラッセルのデービスへの挑発も実らないだろう。

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