「ウィズコロナ」仁義なき戦い/井岡VS田中、カネロVSプラント 他

「バブル」なる言葉が跋扈し、感染者は収まる気配なく、「ウィズコロナ」な不穏な状況、個人的には色々断捨離し整理している昨今だが、ボクシングのカード自体は魅力的なものが加速しています。

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勝つのはどっちだ?

ファイターも関係者も、試合がなければ稼ぐことが出来ない。無駄に時を重ねていくことも出来ない、今できる最良の選択肢、最高のカードを追い求めていく必要があるのだ。

12/31 井岡一翔VS田中恒成

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正式発表がなかなかなかったが、ロマゴンVSエストラーダVSシーサケットで熱を帯び、ドネアまでもロマゴンを求め、ジェルウィン・アンカハスはハイリスク、ローリターンで人気がなく蚊帳の外な状況、年末に日本国内のお祭りの話題がない状況では、このカードは決まるとおもっていたが、正式決定に至ったようだ。

今できる最良の選択肢がこれしかないのだ。

WBO世界王者が井岡であり、下の階級の王者が階級アップしたら自動的に指名挑戦者というWBOのルールに従えばこの試合は必然であり、生き残りをかけたSフライ級統一戦線に残るのは一人だけ。フライ級には両者よりも大きく、若い、中谷潤人という有望な王者も誕生した。

マニアの声に反して、Sフライ級では未知数の田中を推すが、爆発力もあれば被弾するのも田中の方だ。鉄壁、丁寧、流暢、人気者、井岡のスタイルを突破できるか。

12/19 カネロ・アルバレスvsカレブ・プラント

デラホーヤと決別し、フリーエージェントとなったカネロだが、ボクシング界で最も稼ぐ、P4Pナンバーワンと言われるシンボルが今年試合なしで終わることは出来ない。

ビジネス的にはカネロが断然有利だろうが、個人的にプラントのスタイルはかなり好みだ。Sミドル級では小さく、パワー型ではないようにみえるプラントだが、技術的洗練はかなりのものだ。

経験、対戦相手の質以外、スピード、テクニック、リングIQはカネロより上ではないだろうか。そして、大きくみえないとはいえ、カネロよりはかなり大きいに違いない。

プラントを推す。

12月12日 中谷正義VSフェリックス・ベルデホ

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これは正式決定なのだろうか。中谷はどこで本格的な調整、準備をしているのだろうか。
マニアにとっては普通の世界戦よりも興味深い試合だ。

ノルディーヌ・ウバーリvsノニト・ドネア

身近な人はみんなドネアと言っている。ならば自分はウバーリだ。記事にならない、何も情報のないモロッコ人は虎視眈々と準備していることだろう。両者はスパーリング経験もあるはずだ。井上戦のドネアは強力だったが、ウバーリが弱いという根拠はどこにもない。

11月14日 テレンス・クロフォードVSケル・ブルック

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もう今週末だ。
ケル・ブルック34歳の今出来る最高のファイト、集大成がみられるだろう。クロフォードはP4Pトップレベルの特別な王者だが、ブルックもそれに劣らぬ逸材だった。

井岡一翔VS田中恒成に合わせて、日本でも数試合、世界戦をねじ込んでくるだろう。
井上や村田が無理でも、寺地やその他で何か決まる確率が高そうだ。

どうせなら、後回しにせず、今、仁義なき戦いをやっちゃおう。
そういう状況なのだ。

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コメント一覧
  1. うーん、ウバーリがコロナによる渡航制限引っかかってアメリカ入国できず、ですか…
    ただ、代役がEロドリゲスになったようなのでこれはこれで井上に負けた同士いいマッチアップになりました。
    そもそも、挑戦者決定戦で体重作ったのにネリのせいでふいにされて放置された挑戦権だし…

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  2. 何気にカネロ対プラントは良いカードですね 
    若く体格とスピードのあるプラントに
    カネロがどんな戦いをするのか見ものです

    中谷対ベルデホは10Rでやるみたいです

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    • >中谷対ベルデホは10Rでやるみたいです

      ベルデホに比べて決定力に劣る中谷としては、ポイントを拾うラウンド数が少なくなるのはあまり芳しく無いですね…

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  3. この試合が決まるなら、寺地vs京口もやるべきだが、タイ人挟んでスケジュールずらすくらいだから今はやりたくないんだな。

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  4. 田中はTBSが井岡並に地上波で今まで押してくれてたら井岡側にもメリットがあったけど全国放送はなくローカル放送しかなかったからボクシング好き以外には無名過ぎる、井岡は負けたら終わった選手扱いになるだろうし田中からしたらぼろ負けしない限り次が期待されるローリスクハイリターンなのを考えると井岡を応援したい。

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  5. 井岡VS田中。
    コロナに関係なく、日本人狩りが大好きな田中サイドの猛アタックで実現していたでしょうね。
    田中が嫌いになりそうです。
    もっと世界に目を向けてください。

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    • 田中の対戦相手で初めての日本人は原。
      原はOPBF王者かつWBO1位?じゃなかったですかね。多分ですけど。
      では、OPBF王者が日本人だからという理由で、OPBFタイトルマッチのチャンスを避ける挑戦者っているんでしょうか。
      また、デビュー戦でWBO6位の選手に勝っている田中は原にも勝つことで、どの他団体よりWBOでのランキングが圧倒的上位となる。その後、WBO王座決定戦のチャンスがくる。
      そのチャンスを掴んだ後、王者のまま階級を上げるとやはりどの他団体と比べてもWBOだけが田中を圧倒的上位ランカーに置く。その後、またしてもWBO王座決定戦のチャンスがくる。
      その繰り返しでWBOスーパー王者なるものにもなる。
      その線状に木村翔と井岡一翔がいた。
      つまり、目の前のチャンスをわざわざ避けて遠回りをするようなことをしていないからこその結果といえるのではないでしょうか。
      ちなみに田口はチャレンジャーとして迎えた側ですからね。(田中の怪我のせいで統一戦ではなくなってしまったんですが。)
      というわけで、戦績15戦中、日本人は原、木村、田口、の3人。日本人狩りが大好きという根拠がわかりません。
      とはいうものの、田中はかつてより、いつかは対戦してみたい選手として田口、井岡などの名前は出していたことは確かみたいですが。
      反論になってしまったうえに、長文にもなってしまい申し訳ありません。

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    • そもそも日本人と戦わない=世界に目を向けるなのが意味わからん

      亀田1は内藤と河野しか日本人と戦ってないうえに、敵地韓国での王座防衛の経験があるが、世界に目を向けていたか?

      こう言う外面の肩書きだけを見て物事を語るやつがいるから亀田1のなんちゃって3階級制覇みたいなのがまかり通るわけだ

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  6. まだ正式に発表はありませんが
    ゴロフキンvsシェルメタも決まりそうなので
    決まったら楽しみ!

    海外のボクシングニュースを見てると
    中谷vsベルデホはほぼ決まりみたいですね
    ロベイシラミレスも同じ日に試合するみたいです

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  7. 井岡と田中は判定で井岡。それと皆さんのウバーリの評価が高いのが驚きですね。私はドネアのKO勝ちと思ってます。井上兄も楽にKOすると思いますね。

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  8. 自分もドネアよりウバーリを推しますね
    理由はまず、あれから一年経ったドネアがきちんとコンディションを作れるか分からないこと
    もうひとつは単純に、ドネアが下がる相手を苦手なこと
    若いころならともかく、今のドネアにウバーリを捕まえられるかな?

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    • 悪いが、?しか頭に浮かばない
      ウバーリは確かに足は使うが、むしろ前に出るボクサーだろう
      そして、下がるボクサーを不得手としていたのは若い頃の方じゃないか
      少なくともブンブン丸の頃よりは、バーネットやヤングを丁寧に追い詰めていった直近の方が、対アウトボクサーを心得ているように感じる

      とはいえ、ドネアが前に出てくるボクサーを、これまでのように派手に散らせるかというと疑問ではある
      左フックは健在だが、動体視力は落ちてるので、カウンターとして使えるのだろうか?
      本物の"閃光"は、ここ数年姿を見せていない
      案外、今のドネアはインファイトでグイグイいった方が崩せるんじゃないかと思える

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      • ウバーリは距離に注意しつつも小さいので踏み込んできます。拓真戦では圧力が違い、解説が拓真を褒めてるあいだに踏み込んで倒しました。

        攻守整った圧力のファイターでしょう。

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  9. バンタムでの井上の相手に物足りなさを感じたり、ベテランばかり名が上がるのは、対戦候補の中にここ最近で王者クラス、WBSS出場選手クラスを明確に2人以上倒した選手がおらず、井上とのバンタムでの実績の解離が原因の一つと感じるので、選手の人気、知名度を度外視すればウーバーリが勝ってくれた方がこの条件がクリアされて面白いと個人的には思っています

    ウーバーリ: ウォーレン、(井上拓真)
    ドネア: (バーネット) +α (過去の実績、井上との激闘)
    リゴンドー: ソリス +α (過去の実績)
    カシメロ: テテ
    井上: マクドネル、パヤノ、ロドリゲス、ドネア、マロニー

    この条件でいくとカシメロも口だけじゃなく、この前の防衛戦で順当にマロニーを選んだり、本当にリゴンドーと試合をしたりして勝てば実績的にも対戦相手の筆頭候補になるのになあ

    話は変わりますが、いつの間にか井岡の身長が縮んでますね笑

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  10. プラントは白いジュダーっぽいんですよね、自分には。
    プラントが勝ってるのはむしろ瞬間的なスピードだけじゃないですかね……それも前半だけ。
    しかも大きな差はない、カネロもクイックネスはあるし……

    スピードが生きてる前半はカネロは大事に、徐々にボディも交えプレッシャーをかけ、後半に仕留めると思います。

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  11. 【井岡・田中】
    統一戦線から蚊帳の外の井岡はこれに勝って何が何でもロマゴンorエストラーダに繋げたい。そこのモチベーションの差が出ると思うし、普通に考えれば井岡かなと。
    潜在能力では井岡を凌ぐと思っている田中ですが、コンディション作りの下手さとチューンナップ無しでいきなり井岡なので、正直分は悪いと思います。極上仕上げの田中なら十二分に勝機はあると思いますが・・・。
    勝ってほしいのは田中、でも今やって勝つのは井岡、かなぁ〜・・・?

    【クロフォード・ブルック】
    スペンスにとり鬼門だったポーター戦のようになるのかな、と思いつつ、
    モノが違うと思うのでクロフォード圧勝かと。

    【ウバーリ・ドネア】
    ドネアが苦手そうなタイプには見えないのでドネアの仕上がり次第ではKOすらあるんじゃないかと思いますが、ウバーリは拓真とやった時日本の寒さにもやられて6割ぐらいの出来だったとのことなので、本来の実力が観れるといいなと期待してます。個人的にはドネアと再戦よりウバーリ-井上の方が見たいので。

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  12. スミスやベナビデスが特別大柄なだけでプラントもまあまあ大きいと思います。(身長185cm、リーチ188cm)
    後半落ちるプラントだとどうでしょうか?カネロがFA後も判定力を維持しているのなら厳しいかも。

    ウバーリとドネアでは体格差が結構あるので、ドネアのプレッシャーに押し負けるのではないでしょうか。

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