石田に非常に辛辣です。
が、これはアウェーで戦う日本人の糧にして欲しい内容です。
土曜の夜、ユナニマスでヤファイが石田に勝利した。石田は1ラウンドくらいしか優勢でなかったので116-112が2者という結果は石田に寛容であった。ヤファイは試合全体で優勢だったが、最後の2ラウンドは消耗しているようにみえた。
石田が世界1位の指名挑戦者とは驚きです。100位の底辺のような選手にみえました。ヤファイのレベルには到底達していない選手でした。
ヤファイに比べて背が高いのも生かせず、最後の2ラウンドまで手を出しませんでした。その時点で彼は絶望的でした。
石田のパンチが弱く、52%もKO率があるのが意外でした。調べるとまともなボクサーをKOしておらず、デビュー戦の相手などをKOしていました。彼の無敗記録は格下選手で作られたものであり、強敵と戦っていませんでした。
ヤファイは疲れがみえた試合後半、特にパンチが空転しました。それは細いコウノトリのようにパワーレスな石田が唯一出来た事で、背の高さと長いリーチでヤファイのパワーショットを外しました。
石田は何もせず、ただヤファイの攻撃に耐えていました。彼が何を持っているのか不明ですが、世界タイトルのチャンスなのに、彼はそれを生かそうとしているようにはみえませんでした。
石田はパンチを出すのを恐れているようでした。彼らの試合ではメインほどではなくとも、多くの観客がいましたが、石田が精力的に激しく戦っているようにはみえなかった。
10ラウンド、石田は鼻血を出しており、パンチを3発ほど出しましたがほとんどジャブのような弱いショットでした。11、12ラウンドはヤファイは疲れて序盤のように手が出なくなり石田が反撃しました。
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テキトウですが、大体こんな感じです。個人的にはそこまで大差に見えず、見栄えと積極性だけヤファイで、まともな有効打といえる右やボディを当てたのは石田という印象でした。
けれど倒すにはほど遠い手数とヒット数でした。
村中戦でファイター相手にえぐるようなボディなど、接近戦での上手さを見せたヤファイも、石田の距離と左右ストレートやディフェンシブなスタイルで中に入れず、得意のボディも打てず苦労した。誤魔化しながら勝っただけにもみえました。
けれどそんな事より問題なのは、この記者が、1位の指名挑戦者とおもえない、世界奪取のチャンスの晴れ舞台で手を出さず何もしていない、石田に勝つ意思があるのかみたいな事を書いていることです。
石田は試合前に
「敵地なので誰が見てもポイントを取ったとわかるように1ラウンドずつやっていきたい」
とコメントしてましたが真逆でした。石田の手数が少ないので、当たってなくても積極的なヤファイに採点せざるをえないというラウンドばかりでした。
どうして多くの日本人はアウェーでこうなってしまうのでしょうか?
相手が実力も実績もあらゆる面で上なのだから、激しい決意でアタックする姿勢が必要です。自分を過信してはいけません、確実に相手が上です。手数も積極性も劣るのに勝った事など過去にあるのでしょうか?
木村がゾウに対してやったような積極性と闘志がなければ勝つ事は無理ですし、アウェーの観客に訴えることもできません。もう呼ばれる事もないでしょう。
(たぶん)英国の一記者の感想がこういうものだというのは・・・
とても悔しいです。
負けという結果より、王者よりはるかに消極的なボクシングが残念でした。