
所用があり、観れたのは5回からでした。
初戦と同じ印象で、井岡は己のスタイルを崩さない、堅実なのだが、2攻めると3攻め返されるという感じで、ポイントは取り切れていない感じでしたが、マルチネスのボディは効いており、内容的には大接戦でした。
10回、打ち合いの中の左フックカウンター、田中を倒したタイミングと似たパンチで井岡がダウンを奪う。
絶好のチャンスだったが、ここでラッシュしない、仕留めにいかないところで勝負あったかな
今勢いのある、井上、中谷、寺地、あたりならあそこで決めに行くだろう。
そういえば田中の時も仕留めにはいかず、冷静に同じパンチを狙い撃ちして、時間をかけて再度ダウンを奪いましたが、マルチネスというのは粘る、ラッシュしないと倒れない、あるいはレフリーが止めれないタイプの根性のあるファイターなので、もうペースは渡しませんでした。
11回も12回も効いて苦しかったのは王者のマルチネスだとおもいますが、ポイントも譲らないくらい粘っていました。
あそこで仕留めきれない、常に慎重さを崩さない
これが井岡のスタイル、井岡らしさなのかもしれません。
それにしても、恥じることなき素晴らしい試合、競技に負けて勝負には勝ったような内容でした。初戦と似た内容だが井岡が明白なダウンを奪った分だけ肉薄していました。
対抗王者で最強とおもわれる、ジェシー・ロドリゲスは田中恒成に勝ったプメレレ・カフと統一戦を予定しているが、恐らく勝つだろう。夢の対戦として井上尚弥を諦めていないが現実には遠のいたと言っていたので、恐らく
ジェシー・ロドリゲスVSフェルナンド・マルチネス
で決まりだろう。
Sフライ最強の頂に割って入るのは
寺地なのか、矢吹なのか、坪井や吉良などの新人なのか、阿久井もフライはきつそうだ。田中恒成はどうするのか・・・
まだまだ井岡の実績、功績、実力が上だが、4階級制覇、36歳、そろそろ潮時だろう。