スーパーフライ2、見事に自分の展望ははずれました。というより、出場を期待された王者がことごとく辞退。
他団体と異なり、彼らは互いと戦う覚悟があります。最強を証明するために厳しい戦いに喜んで立ち向かう決意があります。ヘビー級やミドル級といった階級に比べて人気がないのなら、より刺激的な戦いが必要である事を知っています。
とかつてトム・レフラーの言葉を紹介しましたが、この見込みが間違いでした。少なくとも、ヤファイもアンカハスも直近の敗戦リスクを懸念して逃げてしまいました。(ヤファイは出場は検討しているものの、井上は回避?)
[st-card id=11585 ] [st-card id=11044 ]一番勇ましいのは最初から決まっていた
シーサケットVSエストラーダです。
決定事項だから、四の五のいわずに準備するのみ。特にシーサケットは誰からも逃げません。むしろ誰にでも挑む姿勢を貫いたから今があるのです。
その他、相手がいなくなった井上尚弥の対戦候補として、カルロス・クアドラスを予想していましたが(これでも王座統一戦ではなくなってしまうのだが)クアドラスには別の対戦相手がセットされました。
カルロス・クアドラスVSマックウィリアムス・アローヨ
クアドラス 36勝27KO2敗1分
「自分が求めていた戦いです。ロサンゼルスの大きな舞台で最高のSフライと戦います。この地でアベル・サンチェスの元でトレーニングを計画しています。ここで勝って再びタイトルに挑戦します。2018年には王者に返り咲きます。」
アローヨ 16勝14KO3敗
「チョコラティートとの試合は素晴らしい経験でした。この地の熱狂的なファンの前でクアドラスと戦うことが楽しみです。」
アローヨの参戦も噂されていましたし、元アマ世界王者でもあるので、レベルは高いですが、これではエリミネーターです。世界戦ではありません。
参戦に意欲を持つ井上尚弥ですが、もう相手がいなくなってしまいました。2王者が参戦を辞退。ロマゴンも不出場を表明しています。
またもや、ジョナス・スルタンあたりで茶を濁すのか
元王者のジョンリエル・カシメロあたりを引っ張りだすのか
過去の名前で出ていますなブライアン・ビロリアか
また、ニエベス的な米国の無名ホープか
統一戦でない以上、出場の意義もないので、参戦自体消滅かもしれません。勝っても評価はまた次に持ち越されることになりますし、Sフライのタイムリミットも限られています。年末にボワイエと戦って、結局Sフライでは世界的な足跡を残せず返上では肩透かしです。こんな状況ではボワイエ戦で無駄に怪我でも負ってしまうかもしれません。
決定を待ちたいとおもいますが
井上に関する評価は
これは別格でしょ
たぶんトップレベルでしょ
と、いつまでたっても想像の域を出ないものになってしまいそうです。
日本で単発の試合で多少ファイトマネーを弾んでも、多団体王者やビッグネームは誰も対戦を受けてくれない。本場で長期的な視野で稼げる提案をしないと誰もすぐには井上と戦いたくない。
そんな状況かとおもいます。
日本を主戦場としている限りは限定的な活躍になってしまいそうです。
このまま、Sフライを卒業し、バンタムに向かう可能性も高いですが、バンタムは英国やメキシコのネリで盛り上がっているだけなのでスーパーフライ2ほどの興行にはなりません。
2018年をSフライの最期の年と設定し
シーサケットVSエストラーダの勝者待ち
がベストであるし、それ以外、このイベントを収束させるものがなくなりました。
いつまでも
井上尚弥は強そうだ
たぶん・・・
だけで茶を濁す試合を続けるのは虚しいです。