メキシコの誇りをかけて/ファン・フランシスコ・エストラーダ

井上尚弥のバンタム級進出は、ターゲットの一人、テテの怪我で井上自身も停滞の見通しだが、こちらはスケジュール通り行われます。

やはり、コンスタントに試合が組まれるのが一番です。
シーサケットはスパーリングパートナーにマーク・ジョンヤップを呼んだそうだが、エストラーダ対策としては違うんじゃないかなとおもうけど・・・タイでロマゴンを破る中身の濃い練習をしてきたからには大丈夫なのかな?タイにも仮想エストラーダはいるのかな?

この試合について、開催地に近い面子ははやくも記者会見を行っています。

エストラーダ

「我々は熱意と決意を持って素晴らしい準備を進めています。ソールンビサイを倒す事が何を意味するのか、理解しています。スタイル、知性、メキシコの誇りをかけて勝利します。
多くの人が、ソールンビサイが私をノックアウトで打ち負かすだろうと言ってるのは知ってます。なぜなら、ゴンザレスをソールンビサイが印象的に打ち負かしたから。けれどボクシングはスタイルの問題です。スタイルが試合を作るのです。クアドラスはソールンビサイに勝った。私はクアドラスに勝った。私もクアドラスもゴンザレスに負けた・・・試合は他の試合とは関係ない、それぞれ全く違うものです。私は、タフな試合のための準備をし、ソールンビサイを打ち負かし、世界王者になるための準備をしています。問題ありません。」

SuperFly以来沈黙を貫きこの試合に向けて準備してきたであろうエストラーダ。
こちらの方が明確なターゲットでより緻密な準備と練習をしてきたとおもわれる。シーサケットに近いスタイルの練習パートナーも情報も豊富そうだ。たしかにロマゴンを軸にこの試合を占ってはいけないとおもう。

エストラーダの特徴は、しっかり相手を見極めてからスロースタートでエンジンを上げていくことだ。フライ級時代はやや強引にスタミナと体力にまかせ、試合ペースを手繰り寄せてしまうところがあったが、スーパーフライではより緻密に、固い守りからカウンターの精度で徐々に差をつけていくようなテクニカルなところが進化した。いずれにしろ、しぶとい、後半強い、ダウンしない、頑丈、諦めない強さがある。

ロマン・ゴンザレスは、よりコンディションが良く、戦略的に戦えた方が勝つと、どちらの有利も明言しなかったが。「シーサケットの正面に立ってはいけない」と注意していた。それだけ正面からの打ち合い、パンチの質が強いのだろう。

ボクシングIQ、テクニック、アマ含む経験値ではエストラーダに分があるが、階級で規格外のパワーと馬力とハングリーさを持つシーサケットの勝利を予想するが、難しい。5分の戦いだ。

今は無事開催される事を願って、見届けるのみです。

アンダーで行われる

クアドラスVSアローヨ

これで負けたらもうチャンスはないと悲壮な決意のアローヨ、今までやや運にも見放され、相手が強かっただけで王者の器ともいえる選手なので、この試合は応援してしまう。厳しいがここで負けたらもうあまりチャンスはないだろう。

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