ノニト・ドナイレVSヘルマン・マルケス

初代WBO/Asia-Pacific/フライ級王者
第12代NABF北米S・フライ級王者
第17代IBF世界フライ級王者
第7代IBO世界フライ級王者
暫定WBA世界S・フライ級王者
ノニト・ドナイレ(比国)
Nonito Donaire
24戦23勝(15KO)1敗

ヘルマン・マルケス(メキシコ)
27勝(20KO)2敗

本日行われたドナイレの防衛戦、相手はタイソンのニックネームを持つ新鋭でしたが8RアッパーカットによるKOでドナイレが防衛した模様です。

前半4Rはドナイレサウスポーで戦ってイマイチだったようですがオーソドックスに変えてから安定感抜群で勝利したようです。

最近しきりにサウスポーを試みるドナイレ、もう右の選手とは呼べない、スイッチヒッターなのでライバルはますます対策が大変そうです。今後のビッグマッチを意識したスタイルの模索でしょうか。

映像で確認するとマルケスもなかなか完成度の高いレベルですがドナイレより小さく懐に入らないとパンチが届かない。一方のドナイレは小さな相手に試しながら余裕を感じさせる試合運びですがやはりこの人はオーソドックスの方が強いです。明らかにカウンターの精度が上がります。

フィニッシュシーンはまだやれそうでしたがドナイレのテストにもうこれ以上付き合うことはレフリーがさせなかったのでしょうか。ドナイレは背が高くこの階級では体重がきつそうです。モンティエル相手で今日のように相手を見下すような試合はできないでしょうがバンタムで十分やっていけるスケールです。そしてさすがのセンス。

アッパーでフィニッシュできる数少ない芸術家ドナイレはやはり別格のスーパーミラクルなチャンピオンのようです。

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