コロナからの再開後はスケジュールをチェックしていないのでよくわからないが、仕事中にウェブをチェックしていたら今日らしい。
ながら見で観戦してみよう。
ホセ・ペドラサは2階級制覇の世界王者だったっけ?
内山、三浦時代の素晴らしいプエルトリコのスーパーフェザー級王者だったが、怪物、ジェルボンティ・デービスにボコボコにされた。その後階級を上げ、ワシル・ロマチェンコとも判定まで粘った。さらに階級を上げSライト級に挑むも、元ホープのホセ・セペダに敗れ、復帰戦。相手はモーリス・フッカーに敗れた病院勤務のレスピエレ。名前も病院ぽい気が・・・
ペドラサはスイッチヒッターのテクニシャンだがフィジカル、パワーがこのあたりではやや心もとない。
この試合はウェルター級契約です。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
ペドラサ | 10 | 10 | 10 | 9 | 8 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 96 |
レスピエレ | 9 | 9 | 9 | 10 | 8 | 10 | 9 | 9 | 9 | 8 | 90 |
1R
体格差はない。レスピエレがサウスポーでペドラサは初回からスイッチ。基本は右か。
ペドラサが軽快に打ち込んでいくがやや軽打。
返すレスピエレのパンチの方が重い。
手数と積極性、パンチの多彩さでペドラサか
両者ともに熟練のテクニシャン。
ペドラサ10-9
2R
ペドラサが前に出て積極的に打ち込む。
レスピエレは下がりながら応戦するだけだが、貝になる時間が長く
ガードの上を打たれっぱなしでレフリーが止めてもおかしくないほど。
こんなに消極的では勝てないぞ。
その後、少し戻したが、ストップされてもおかしくないほど貝
ペドラサ10-9
3R
レスピエレは常に相手より手数が少ない。
これでフッカーに負けただけでその他全勝とはおもえない。
ペドラサのスパーリングのような展開だが、倒すパワーがない。
レスピエレも攻めたが全体的にはペドラサのパンチが多彩。
ペドラサ10-9
4R
レスピエレはほぼジャブだけだが
ペドラサは踏み込めなくなってきた。
レスピエレ10-9
5R
試合が動いた。4回にややレスピエレのジャブに空転していたペドラサが
レスピエレの軽い左ボディカウンターでダウン。タイミングか。
焦ったペドラサが攻めを強めると今度はペドラサの右でレスピエレがダウン。
こっちの方が効いてるか、
しかし互いに疲弊している。
8-8
6R
レスピエレの方がナチュラルでパワーがあるとおもうので
もっと攻めれば逆転の可能性があるが、守備的で踏み込まない。
ペドラサはダメージがあるのか慎重にタイミングを図る。
攻める時は一気にコンビネーションを打つので見栄えはいいが
ダメージ差でレスピエレとする。(ほぼ互角)
レスピエレ10-9
7R
相変わらず、前に出るペドラサと引き気味で応戦するレスピエレ。
レスピエレは自分から攻めて崩すのが上手くない。
前に出るようにはなったが、ペドラサのフットワークとコンビネーションに
ややついていけない。
ペドラサが下がりながらコントロールする展開に変わった。
両者ダメージがあり、余裕はない。
ペドラサ10-9
8R
両者にダメージがあり互角になってきた。
効いているのはレスピエレの方か。
ジャブやストレートはキレがあるが、手数、コンビネーションが少ない。
ペドラサにも有効打はないが、狙っており試合をコントロールしているようにみえる。
ペドラサ10-9
9R
ペドラサの方がタイミングいいコンビネーションを当てているが
肌が白いので、赤らんだ部分等、痛々しくみえる。
レスピエレは右目付近を出血しており苦しそう。
少しペドラサが攻勢だが、両者に勝利のチャンスはある。
ペドラサ10-9
10R
ラストラウンドか。
大きな差はないが、ポイントではペドラサだろう。
レスピエレは常に積極性で劣った。
ごく軽いパンチのようなものでレスピエレの身体が流れ、崩れ落ちる。
ダウン宣告、再開もペドラサが攻撃を強めるとレスピエレはヨロヨロで
倒されるのも時間の問題。
ペドラサが倒しきるか、ゴングを聞くか。
結局判定までいった。
ペドラサ10-8
100-88
99-89
99-89
ペドラサ
両者ともに、熟練のテクニシャン同士
ペドラサが積極性で上回ったが
共にウェルター級、スーパーライト級を制するほどのパワー、爆発力、タフネスはない。
5ラウンドはペドラサはダウンではなくプッシングと判断されたらしい。
そうなると98-90かにゃ。