バックボーン/マイキー・ガルシアVSセルゲイ・リピネッツ

ブローナーとの試合もそうですが、これはこれで大変興味深いのがこの組み合わせ。近藤は大魚を逃したなぁ。リピネッツはこれぞ王者ボーナスか。

P4P対決でロマチェンコに匹敵する相手として話題に上がるマイキーなので、この試合も圧倒的に有利だろうが、ブローナー戦、あまりに正攻法すぎるボクシングで攻略してしまった。マイキーに意外性は一切ない。いつも極めてオーソドックスである。

かたやリピネッツ、元キックの王者でカザフスタンでケンカファイトが信条で・・・
狂暴さが際立っていたが、近藤戦は薄氷の勝利であった。技術差で競り勝ったような微妙な・・・これが意外であったが、この日の近藤が素晴らしかった(と個人的にはおもう)

この苦戦がマイキーの決め手だったのだろうか?
ブローナーもマイキー前のグラナドス戦が冴えなかったし・・・

組み合わせとしては興味深いが、お互いスタイルがはっきりした同士、正面衝突の激突となるだろう。

Sライト級の経験値はリピネッツだが、この両者に体格差はない。

おそらく、より速く、正確で切れるマイキーがペースは掴むだろうが、パンチの重さ、馬力、耐久力はリピネッツなので、どこかでマイキーを捕まえ、潰せるかもしれない。マイキーにピンチも効いた事もあまりないとおもうが、ロマン・マルチネスのパンチでダウンしたほど、フェザー上りのマイキーに打たれ強さはない。長谷川とやったブルゴスにも判定だし・・・

食わねばマイキーだろうが、リピネッツの技術がそこそこ機能し、パワーファイトでねじ伏せる事ができれば、アップセットもあるのではないかと期待している。

バックボーンのせいでリピネッツの底力に期待しすぎている
口が達者なマイキーが最近ちょっと目障り
指名戦などどこふく風で好きな試合をやるマイキーの姿勢

そんなのもあって、この試合はリピネッツを応援してしまいそうだ。マイキーのボクシングが嫌いな訳じゃありません。むしろ大好きです。が、あそこまで教科書的で今時こんなに強いのかと不思議なのもあります。

マイキー
「この試合はリスキーです。ブローナーはリピネッツよりスキルと運動神経があるが、ブローナーより危険な相手です。ブローナーは私より大きかったが守備的な面がありました。ハンドスピードだけは速いけれど・・・。リピネッツは常に攻撃的で重いスイングを放ってきます。まだ、新王者ですが、キック含め格闘技のキャリアが豊富な生粋のファイターです。ナチュラルで私より大きいし。一発のパンチすら注意せねばなりません。リピネッツのパワー、サイズを私のスキルが助けることでしょう。」

ビジネスマン、参謀のアニキ、ロベルトの手腕も素晴らしいけれど、いつか人選ミスを犯して欲しいと願ったり、願わなかったり、ラジバンダリ・・・

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