エドゥアルド・トロヤノフスキーVS小原佳太

日程までは決まっていないのか、今年はこの試合や和氣の世界戦などビッグネームではないが相手がまともな世界戦に注目していくしかなさそうである。
Sライト級で世界戦、いいですねぇ。メイやパッキャオがいたころでは考えられなかった世界です。

クロフォードとポストルの試合が熱を帯びており、この試合こそSライト級頂上決戦の装いだが
トロヤノフスキーはまだ無名というだけでどこまで強いかは未知数だ。

エドゥアルド・トロヤノフスキー
24勝21KO

KO集なので当たり前だが、強い。強打者である。シルエットが少し僕の好きだったディミトリー・ピログに似ており、ややモーションつきではあるがパンチを押すように伸ばしてくる。
ロシア人特有のパンチという印象だ。

48戦無敗の迷選手、セサール・クエンカを2度下し実力が確かなことを示した。
2度ともクエンカの棄権、戦意喪失気味なところがあり唐突な幕切れだったが、特に2戦目は一方的でもう続けても勝てない、ノーマスだという降参状態だった。
逃げ足のクエンカにパンチは当てにくいがトロヤノフスキーは広いスタンスで軸をかためパンチを振りぬき、槍のように突き刺す。

https://youtu.be/sMvRynJcelo

どんな出自の選手か調べてもアマの記録等はわからず、ユルゲン・ブリーマーやフェリックス・シュトルムのスパーリングパートナーとして何度も拳を合わせ強打を磨いたとある。
懸念は35歳と高齢なのでスタミナや打たれ強さに難があるのではというくらいか。

リズムが独特だろうが速いということはなくパンチのつなぎもワイドオープン気味なのが隙か。

小原佳太
16勝15KO1敗

逆にこちらの方を僕はよく知らない。全KOで日本王者時代に騒がれた頃に知り、動画でみたらいきなりデビュー戦でKO負けだったため
打たれ脆いじゃないかという印象しかなかった。

アマでの下地があり決定力もある。ウォルター・カスティージョというまともな世界ランカーにもほぼ勝ちの内容。大いに期待できるレベルだ。

BOXRECの数値をみると

トロヤノフスキーが173センチ
小原が178センチ

しかし映像だとトロヤノフスキーは大きくみえ、リーチも長くみえる。
スピードは同じくらいかな。パンチの軌道が長いのはトロヤノフスキーだがショート連打は小原が上か?

ロングの大砲、槍のような突きがトロヤノフスキーは印象的なので近距離で戦う方がよさそうかな。
あとは高齢の強打者なのでボディを打てれば勝機がみえてくる。

そんな気がするが映像の印象だけだとトロヤノフスキーだな、やはり。
KO必至で見逃せません。

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