真の統一の前に/ホセ・ラミレスVSジョシュ・テイラー

私は彼らを最高だが最強だとは考えていない。アップセットは起きた方がいい。

WBC、WBOスーパーライト級王者、ホセ・ラミレスには2試合の指名試合が義務付けられている。

連続して指名試合をする可能性もあるが、2月1日に予定されていた中国でのビクトル・ポストル戦はコロナウィルスの影響で延期となったが、ポストル戦をクリアしたら、ただちに、IBF/WBA王者のジョシュ・テイラーと戦うことを望んでいる。

https://www.youtube.com/watch?v=8BDNvn5h8Sk

現在、ポストル戦はなるべく近日中に開催できるよう再調整している。

ウクライナの元王者、ビクトル・ポストル(31勝12KO2敗)イギリスのジャック・カテラル(25勝13KO)がラミレスの指名挑戦者だ。しかし、トップランク所属のラミレスに続いて、ジョシュ・テイラーも最近トップランクと契約した。

ラミレス
「テイラーがトップランクと契約する前に指名試合が義務付けられたんだ。カテラルとの指名試合は元々モーリス・フッカーの義務だったはずだ。俺がフッカーに勝ったから移行したんだろうが、すぐに義務を果たす必要はないんじゃないか、出来る事ならポストルをクリアしたらただちにジョシュ・テイラーと戦いたい。

しかしテイラーにも指名試合の義務があるようだし、決めることが出来ないならそんなに長くは待てない。私は常にアクティブでいたいから、テイラー戦のタイミングが合わなければカテラルと戦うよ。」

スコットランドのジョシュ・テイラー(16勝12KO)は、タイのアピヌン・コンソン(16勝13KO)との指名防衛戦を控えている。日付はまだ未定だが、タイミングによっては次にラミレスと戦うことが出来るかもしれない。

ボブ・アラム
「2人の2冠統一王者による、真の統一戦は、各々の指名防衛戦がクリアしたら次に起こる可能性があります。みんなベストな戦いを実現させるために懸命に働いています。試合は11月を予定しています。WBOのジャック・カテラル戦の義務を例外的に外したい。ベストな戦いをファンに提供したい。」

[st-card id=98372 ]

最激戦区のスーパーライト級はここでも書ききれないほどの人材の宝庫だ。トップアマのプロ転向、キャリアの浅い全勝のプロスペクトをチェックするとスーパーライト級だったというのが実に多い。

現在、頂点に君臨するのはそれぞれ無敗で、ベルトを2つづつ持った二人。彼らはベストを求め、誰からも逃げない姿勢でここまで上り詰めてきた。ボクシング本来の原点というべき、素晴らしい状況だが、4団体の指名試合となると統一王者のスケジュールは成り立たなくなってしまう。

井上尚弥も特例でジョンリエル・カシメロと戦うし、3階級同時王者のカネロはLヘビーを返上し2階級、それでも指名戦など無視で相手を選びたい放題の特別な立場に認定された。ハイリスクローリターンはありえない。ロマチェンコ然りメチャクチャだ。

これだけの猛者が集うスーパーライト級の無敗の2人の統一王者を私は最高だが最強だとは考えていない。だから、彼らが思惑通りに統一戦を優先するのも十分楽しみだが、途中でコケるアップセットに期待したい。

ビクトル・ポストルとの試合内容で、ラミレスとテイラーの力関係が大体わかるだろう。アピヌン・コンソン、ビッグマネーファイトの前にこんな謎のタイ人とテイラーはやりたくないだろうが、コンソン陣営がトップランクに勝って試合を落札した。それだけコンソンには期待がかけられているのだ。タイのパッキャオになると・・・

そして先日のこの試合

相手は雑魚じゃない。

BOXRECではエルガシェフは45位だが、そんなランクの男じゃない。

彼らにチャンスはいつ訪れるのか、ここまでプロスペクトが多いと王座は4つあった方がいい、アップセットが起きた方がいいのかもしれない。

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