クルーザーで激アツになちゃってますが、スーパーミドルもありまっせ。ドイツ、シュトゥットガルトなんで明日?明後日の早朝かもしれませんが試合があります。
クリス・ユーバンクJr. (英国)VSアブニ・イユリディン(トルコ)無名であろうアブニ・イユリディンをメインに書いてみます。
アブニ・イユリディン(トルコ)
16勝10KO
https://www.youtube.com/watch?v=TN5CcGsH6W0
トルコなんで、派手なBGMもなく、ジムでの試合?も含まれた地味な映像ですが、風貌通り、体幹、基礎のしっかりしたファイターですね。パンチが重そう、耐久力もありそうです。トルコのトップアマでもあったようで地中海ゲームで銅メダルの実績もあります。Lヘビーでもやっていました。
アーサー・ベテルビエフにも通じる、熊ですな、こりゃ。
だが、本家熊さんより脚がなく遅い。
対するユーバンクJrの唯一の敗戦がスピード技巧系のビリー・ジョー・ソーンダースにSDでイユリディンと似たタイプのアーサー・アブラハムにも圧勝してるので、見た目、ポイント奪取能力では長けているでしょう。それでいてKO率も高いし・・・優勝候補の一角かとおもいます。
イユリディンがプレスしてKOしないと難しいとおもわれますが、こういう熊さんは好物です。
クリス・ユーバンクJr.
25勝19KO1敗
https://www.youtube.com/watch?v=ftQewq7rwsU
イユリディン
「アメリカで俺は歯医者と呼ばれている。なぜならスパーリングや試合で相手の歯をバキバキに矯正する(折る)からさ。相手は皆初回で俺と戦うことを後悔するだろう。俺を止めることはできない。俺が優勝する。」
対戦カードはこうなっています。
1. George Groves vs. Jamie Cox
2. Callum Smith vs. Erik Skoglund
3. Chris Eubank Jr vs. Avni Yildirim
4. Juergen Braehmer vs. Rob Brant
カラム・スミスが勝ち上がりました。カール・フロッチは自分最高なのでジョージ・グローブスか、カラム・スミス、自分に近い存在を優勝候補に挙げておりましたが、私は少々違います。
あまり知られてない選手と私見を書いておきましょ。
ジェイミー・コックス
24勝13KO
コモンウェルスゲーム金メダル
本名ジェームズ・ロサン
元カノへの暴力で捕まったこともあるそうだが、この人が個人的優勝候補である。
天才系ボクシングだ。軽量級より速い。わかりやすい強さ、面白さである。アマではライトウェルター級だったので、スーパーミドルはやや重いとおもわれ、パワーが目減りし耐久力不安が残る。カラム・スミスとは2まわりくらい大きさが違う。
が、このクイックネスを生かし切って勝ち抜くのではないかと期待している。
負けるとしたらパワー負けでKOされてしまいそうだ。
ロブ・ブラント
22勝15KO
ゴールデン・グローブチャンピオン
その他米国で多数のメダル。
上の階級のホープであるマーカス・ブラウンやトーマス・ウィリアムスJrらに勝っている。
この階級で米国復権の鍵を握る存在。かつてはミドルで村田と戦う話もあったが、あっさり流れた。
やや、オープンブロー気味で、とびぬけたものは感じないがすさまじいKOも多い。欧州白人系が多いトーナメントでユーバンクJrと2人、黒人アジリティの復権なるか?
ユルゲン・ブリーマー
48勝35KO3敗
アマ95勝5敗
元WBAライトヘビー級王者
最後は古豪。
アマではリッキー・ハットン(ウェルター級)に2度勝ち(一度は初回KO)
フェリックス・シュトルムやカール・フロッチにも勝っている。
といってもあまり観たことがなかった選手だが、ハイライトをみるとドイツ人にしてはエキサイティングだ。もう39歳なので厳しいとおもうが、このキャリアとKO率はあなどれません。
前戦でネイサン・クレバリーに負けているのが痛いが、階級がフィットしていなかったのでしょう。Sミドルで本領を発揮するとおもうし、相手の質も高い。大穴です。
ウシクがちょっと抜けていそうなクルーザーより予想が難しいWBSSスーパーミドル級。
一般的な本命はフロッチのいうようにカラム・スミスかなぁとおもうが
それだと面白くないので
ジェイミー・コックス
クリス・ユーバンクJr.
ユルゲン・ブリーマー
の順で推します。
イユリディンが全KOしてくれても最高ですし、書いてくうちに、ブリーマーが気になりだしました。強いです。
なかなか混戦で難しいですな。
俺がいただくぜ!
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