無冠の帝王のプライド/デビッド・ベナビデスVSマット・コロボフ

超トップアマであるが故に避けられ、やっと手にしたチャンスでポカをして、終わってしまうんじゃないかとおもわれたコロボフに恐らく最後のチャンス。やったー。

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7月28日、WBSスーパーミドル級王者のデビッド・ベナビデス(20勝17KO)はロシアのマット・コロボフ(28勝14KO1敗)相手に防衛戦をする予定です。このカードはマイキー・ガルシアVSロバート・イースターJrの統一戦のアンダーで行われる見通しです。

ベナビデスは、直近ではルーマニアのロナルド・ガブリルとの2試合を勝ち抜いている。ベナビデスのアマチュアキャリアはごくわずかだが、コロボフは300勝12敗という驚異的なアマチュア戦績があります。

アマチュアではコロボフは最高峰の選手でした。オレクサンドル・ウシク、ヨルダニス・デスパイネ、セルゲイ・コバレフ、ダニエル・ジェイコブス、セルゲイ・デレビヤンチェンコ、アルフォンソ・ブランコらにも勝っています。

北京オリンピックでは、2回戦でバクチャー・アルタエフに敗れました。

プロとしては現王者のホセ・ウズガテギにも勝っていますが、アンディー・リーとの試合で6ラウンドTKOで敗れました。この試合でも決着まではジャッジ3人ともにリードしていました。トップランクとの契約を解除されましたが、その後4連勝しています。

コロボフ35歳
ベナビデス21歳

ゴロフキンやコバレフ、ベテルビエフを凌駕するほどのアマチュアであったコロボフ、大きく出遅れてしまたのは、テクニシャン型でパワーを前面に感じさせるスタイルじゃないからか、いずれにしても一度のミスで消えるには惜しい存在。

しかし相手はライトヘビーもいけそうなほど大柄で狂暴で若いベナビデス。

アマでは自身より大きな相手にも勝ってきたコロボフですが、ミドル級にフィットした体格で、Sミドルは加齢に合わせた適正体重なだけで、体格もナチュラルパワーもベナビデスに大きく劣る。

そしてベナビデスはコロボフとは全く違うプロの叩き上げ、手数とパワーの若武者だ。WBSSには出てないが、Sミドルで一番強い王者じゃないかな。伸びしろ、いや今でもSミドルナンバーワンはベナビデスではないかとおもっています。

プロとしての適性や勢い、パワーで、偉大なコロボフ相手でもベナビデス有利だろう。打ち合いになったりクリーンヒットが一発でも入ればベナビデスのKO勝ちが濃厚だ。それでも、世界の頂点を極めたほどのアマチュアの技巧と忍耐で、コロボフが最後に報われる事を願う。あまりに試合枯れなのが残念だが。

神様もう一度だけ・・・いや、神に頼らずとも実力で勝ち抜いて欲しい。

加えると

バドゥ・ジャック
デミトリー・チュディノフ
ヒョードル・チュディノフ
イスマエル・シラク
エミリオ・コレラ

らにも勝っているな。

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