歴史に刻むべき名前/ヒルベルト・ラミレスVSジェシー・ハート2

昨日の試合が終わり、これからいよいよ年末にかけてラストスパートが始まると書こうかなとおもいましたが、15日、海外では大注目のカネロVSフィールディング戦、その他多数の世界戦や注目の前座がありますが、その前の日にこの試合があります。ラミレスにとっては、2019年、本格的に王座統一や階級アップを目指す上での最後の宿題です。

昨年9月以来の再戦です。
全勝のラミレスが最も苦戦した相手といえるのがこのハート。2回に痛烈なダウンを奪い、その後もローブロー気味のボディを浴びて苦しいハートでしたが、脅威の粘りと逆襲で僅差判定までいきました。序盤のダウンがなければ逆もあったほどでその実力は王者級です。

対する王者、ヒルベルト・ラミレスはここまで38勝25KOとパーフェクトレコード。
トップランク、ボブ・アラムに守られ、やや手堅い試合の多い守られ気味の王者ですが、昨日のドッグボーしかり、無敗を、王者を続けていくのは大変な中、それを続けているのは素晴らしい事です。それなりの理由もあります。並のランカーに比べると体格がよく隙が無い、抜け目ない堅実で総合力の高い完成度を誇ります。そんなラミレスに唯一肉薄したのがハートです。ハートの敗戦もこのラミレスによるものだけ。

すっかり安定王者のラミレスですが、他団体王者との対戦や強豪との防衛戦となるとまだこれからと言えそうですので、戦績のわりには評価もイマイチです。注目度であっという間にカラム・スミスに抜かれてしまったかもしれませんし、ロッキー・フィールディングVSカネロの勝者と戦いたいとアピールしてましたが、カネロがスーパーミドル級を本気で考えているのであれば、乗り超えるべきは新米王者のフィールディングではなく、同国のラミレスの方だろう。そうならないのは、ラミレスが巨大で本格的なスーパーミドルだからだ。

判定も辞さない堅実なファイトをするラミレスですが、この男の特徴は軽量級のごとき機能的で俊敏で優等生なサウスポースタイルであること、あとはなんといってもその体格です。190センチに近いのに、ヒョロヒョロとしたやせ型にもみえない恵まれた体格は、ライトヘビー級やクルーザー級でも通用しそうなほどで、このラミレスとカネロのマッチアップはやはりイメージしにくい。

そんなラミレスの宿題であるジェシー・ハートも同じく191センチ、リーチ197センチの大柄な選手。王者とそん色ない唯一のトップランカーかもしれません。

個人的な期待は、かつてはお得意先であった米国勢の階級、アンドレ・ウォード以来の本格米国黒人が一人くらいはいて欲しいので、ジェシー・ハートの雪辱を期待します。

名前がかっこいいんだよな
顔は映画のチンピラっぽいですが・・・
見た目はラミレスの圧勝で、彼の名がジェシー・ハートだったら映画スターのようだ。

歴史に名を残す名前でしょ。

ヒルベルト・ラミレスは怖くはないが、なかなか難攻不落な牙城なので
ノックダウンやグラグラに効かせるなどのはっきりとした差をみせつけなければ、なかなか超えられない壁ですが、初戦を見る限り、ハートなら期待してもいい。

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