1月13日、2019年の先陣を飾るタイトルマッチはこの試合。IBFスーパーミドル級王者、ホセ・ウズカテギに無敗の挑戦者カレブ・プラントが挑みます。かなり筋のいいプロスペクトによる2019年最初の世界タイトルマッチです。スピードとスキルが冴えるのか、体力、パワーがやや足りないか、ボクシングの奥の深さを感じ取れる試合となりそうです。両者とも日本人にはあまり馴染みがないですが、復帰するという村田がスーパーミドルも視野に入れているというからには注目です。
プラント
「素晴らしい試合です。2019年最高の試合になるかもしれない。ウズカテギは荒っぽくて好戦的なファイターだ。世界王座は誰もが夢にみるものだ。俺にとっても夢舞台だ。FOXで中継されるのは光栄だ。お互いのスタイルからして爆発的な試合になるだろう。1月13日に「ニューチャンピオン」とコールされる事が待ち遠しい。
多少の変更はあるがずっとアマチュア時代からのチームで取り組んできた。俺たちは親密な家族も同然です。いいキャリアを積んできただけでなくいいコーナーワークがそこにはあります。みんな穏やかでクールで多くの知恵があります。彼らとともに世界戦という旅に出るのがうれしい。これは最初の停車駅です。」
まだコーチのコメントとか色々ありましたが省略。
この、自動翻訳ではカレブ植物とかカレブ工場となってしまうプロスペクトの紹介です。
カレブ・プラント
17勝10KO
26歳
身長185センチ
リーチ188センチ
米国内では数々のアマチュアの勲章があるようだが、確認できる直近のアマは8勝8敗。ロンドン五輪代表のテレル・ガウシャあたりにも敗れている。米国内止まりだ。かなりスキルフルで俊敏な天才肌だが、スーパーミドルでパワーがあるほうではないかな、しかし見どころはあります。ビリージョー・ソーンダースをオーソドックスにした感じか。
娘さんが難病でわずか19カ月で亡くなってしまったそうです。過酷な過去を背負っています。
IBFスーパーミドル級王者
ホセ・ウズカテギ
28勝23KO2敗
28歳
身長188センチ
リーチ194センチ
2敗しているが1敗はアンドレ・ディレルへのゴング後の加撃であり、内容は勝っていた。再戦でケリをつけた。ベネズエラでこの階級の王者というのは貴重な存在で、身体能力の高さは特筆すべきものがある。どんなアマチュアだったのかは不明。
左右にスイッチしたり、遊びを入れたりかなり器用そう、まだ伸びしろがありそうな才能を感じるが、相手を圧倒するまでには至らず、反撃も受ける。才能で上回って勝ちを拾うような感じでまだ完成されていない。階級屈指の王者とはいえない。
ミドル級時代には、マット・コロボフとのエリミネーターで力負けしており、そのまま考慮すれば、コロボフやチャーロ兄の方が強いといえるし、今でもそうだとおもわれる。
カネロが割り込んできたスーパーミドル級においては、ロッキー・フィールディングよりも強く、カラム・スミスと同等か少し下、デビッド・ベナビデスやヒルベルト・ラミレスには劣るとおもうが、それらを凌駕する伸びしろがありつつ、今はターゲットにされやすそうな王者ともいえる。
GGG、カネロ、ジャモール、ジェイコブス、村田・・・
やはりミドル級でやっていくのでしょうか。
プラントやウズカテギ・・・このくらいの体格、強さのランカーが普通だよ
というスーパーミドル級でした。