脱線妄想対決②/岩佐亮佑VSムロジョン・アフマダリエフ

新王者にして2冠統一のアフマダリエフとIBF暫定王者の岩佐、対戦の可能性は高い。WBAの暫定だかレギュラーにもブランドン・フィゲロアがいるから、アフマダリエフはどっちを選ぶのか。

岩佐亮佑 27勝17KO3敗

30歳
身長 172cm
リーチ 181cm

元IBF世界スーパーバンタム級王者
現IBF世界スーパーバンタム級暫定王者

山中慎介との日本頂上決戦で惜敗してから遠回りしてきたが、当時日本屈指のプロスペクトで才能は上とおもわれたほど。小国からタイトルを奪って世界奪取もTJドヘニーに惜敗し再起を図る。過去の敗北は全てサウスポーだが、直近のマーロン・タパレス戦では過去最高レベルの出来でサウスポーで強打の元世界王者をノックアウトした。

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ムロジョン・アフマダリエフ 8勝6KO

https://www.youtube.com/watch?v=Eva9kR5JlVE

25歳
身長 166cm
リーチ 173cm

現WBA/IBF世界スーパーバンタム級王者

8勝で2冠統一王者というのは世界最短かな。改めて考えると凄まじい。
しかしそれも納得なトップアマチュアであり、数々のメダルを獲得している。ダニエル・ローマンとの統一戦は個人的にはローマンの勝ちと出た僅差の試合だったが、ローマンがスロースタートなボディパンチャーなので先行逃げ切り、見栄えで勝った印象だ。それでも総合力高く、穴の少ない強豪であることは存分に示した。

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理由

2つのベルトを持つアフマダリエフの選択次第だが、両者の対戦は必然であり、岩佐を避ければIBFはベルトを剥奪するかもしれない。世界的な評価ではトップアマから無敗で2冠を制した若きアフマダリエフはこれからの本格派なので、大きくアフマダリエフに傾くだろう。

それでも残る王者はレイ・バルガスとエマニュエル・ナバレッテ。岩佐の目指す道に穴王者はいない。険しくともやりがいのある戦いだ。

予想

キレは岩佐でパワーはアフマダリエフだろうか。
両者サウスポーのテクニシャンで噛み合わないかもしれないが、アフマダリエフは基本的には好戦的だ。岩佐はこれを迎え撃つ、捌くような戦いでは心もとない。プレッシャーをかけていきたい。岩佐は数値ではエマニュエル・ナバレッテより大きいが、このレベルでは体格差を生かした戦いというのも難しそうだ。

対戦相手をみると、岩佐はTJドヘニーに負け、ドヘニーに勝って統一王者となったダニー・ローマンを破ったのがアフマダリエフだから、評判通りアフマダリエフが圧倒的に有利にみえるが、どの試合も接戦でどちらが勝者でもおかしくない内容だった。

アフマダリエフは強打者でもあるが、岩佐が前回破ったマーロン・タパレスと似たり寄ったりだろう。タパレスよりも経験や奥の深さがありそうだが、やや大振りで似た部分も大いにある。タパレス戦と似た内容になりそうだが、本場アメリカだと岩佐は互角では負けにされてしまう。

アマチュア実績や若さを考えるとどうしてもアフマダリエフが強敵にみえてしまうが、マーロン・タパレス戦の岩佐、これまでの苦労と改善を期待して、岩佐の判定勝利、または後半TKO勝利を支持したい。

マーロン・タパレス戦で岩佐には確固たる自信とサウスポー対策が出来た。アフマダリエフは岩佐の事を通過点に過ぎないと考えているのではないか。

まとめ

オッズより実力差は拮抗している。ならば経験と気持ちの差が出るのではないか。アフマダリエフにとっては通過点のはずが、想像以上の強敵だったという結末を妄想する。

好調な岩佐ならばTJドヘニーやダニエル・ローマンにも余裕で勝てると信じてきた。わずか8戦で2冠統一王者のアマチュアの天才、アフマダリエフをかつての日本のナンバーワンホープが破ることで、岩佐は本物中のホンモノだったことが証明される、ことを願う・・・

勝てば世界が驚くアップセットになる。

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