大好きなあの娘には振られる。
サンタ・クルスは振り向かない。
GBPからPBCに移籍した無敗のWBCスーパーバンタム級王者、レイ・バルガスはいつでも試合が出来るよう集中してトレーニングしている。バルガスは今年中にビッグマッチを期待しているが、その候補として、同じPBCのルイス・ネリーがいる。
バルガス
「今のところ、次の試合に集中しています。全てが一時中断したので次の予定はわからない。私はまだスーパーバンタム級だ。フェザー級でレオ・サンタ・クルスとずっと戦いたいとアピールしてきたが、彼はスーパーフェザー級に行ってしまった。だから少なくともあと2,3回は防衛して自分の身体とプロモーターと相談して今後の進路を決めたいとおもう。」バルガス(34勝22KO)はブランドン・フィゲロア、ギジェルモ・リゴンドー、そして数日前に「バルガスは下手くそ」と挑発したルイス・ネリーなど、いくつかの選択肢がある。
バルガス
「私の焦点は次の試合だが、何人かいい相手がいるようだ。世界王者は誘惑だが、それを達成できる者とできない者(打ちのめされる者)がいる。ルイス・ネリーの事は知っているよ、面白い試合になるだろう。私のことを悪く言ってるね。でも、ネリーはベルトすら持っていないから気にしていないよ。騒ぎたいだけ騒げばいいさ。本気ならすぐ試合できるんだぜ。レオ・サンタ・クルスが次にジャーボンティ・デービスと戦うと言ってるから俺の焦点は次の防衛戦になる。統一戦が一番の希望だ。その後、サンタ・クルスの位置を確認できる。俺のターゲットはあくまでサンタ・クルスだ。だから次の試合ではいいパフォーマンスを発揮しなければならない。」
バルガスは王者になって3年、5度の防衛に成功している。
レイ・バルガス、ゲイリー・ラッセルJr・・・
在位の長い王者はみな存在感が希薄だなぁ。
バルガスは長谷川穂積のベルトを継いだ世界王者であり、直近では亀田3号に勝利している。防衛ロードはなかなか堅牢だが、内容が冴えない。人気もパッとしない。サンタ・クルスをずっと追いかけているがサンタ・クルスがバルガスの名を口にするのは聞いたことがない。
在位の長い緑のベルトの王者として、統一戦が嘱望され、本人もそれを口にするものの、エマニュエル・ナバレッテの話によると統一戦の誘いに全くのってこないという。
何がしたいのかよくわからない王者だ。
王者になる前、なりたての頃は、とても危険で厄介な男だとおもっていたし、ずっと王者でいるのはそれなりの理由があってのことだろう。しかしそろそろ大きな勝負をしないと忘れられた存在になりそうだ。GBPにもお金にならないと放棄されたのではないか。
VSルイス・ネリー
VSエマニュエル・ロドリゲス
VSエマニュエル・ナバレッテ
VSムロジョン・アフマダリエフ
のどれかでいいじゃないか、お願いします。
好きな娘とは成就しない。
サンタ・クルスは振り向かないよ、きっと