バンタム級が動く/ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネア

たとえそれが実現しなくても、無敗の実力者と復活したレジェンドとの対戦は、それ自体が素晴らしいものだ。

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ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネア

当初、両者のコロナウィルス感染で決裂した王者ノルディン・ウバーリとトップコンテンダーのノニト・ドネアのWBCバンタム級タイトルマッチの日程が決まった。

2人は5月29日にロサンゼルスで3試合のメインで対戦することが計画されている。

ウバーリ(17勝12KO)は、2019年にラウシー・ウォーレンを破ってベルトを獲得し、その後、アーサー・ビヤヌエバ、井上拓真を相手に防衛戦を行って以来、活動を休止している。元王者のルイス・ネリーが当初、次の候補者だったが、、エマニュエル・ロドリゲスとの試合で計量失敗により失格となり、4位のドネア(40勝6敗26KO)がその座に就くことになった。"The Filipino Flash "は、2019年11月のWBSS決勝で井上尚弥と戦い、敗北も見事な活躍を見せた。

井上といえば、これに勝った方が3つのベルト統一を目指す可能性が高い。ドネアとの再戦はそれだけで売れるし、ボブ・アラムはトップランクがウバーリのマネージメントと親密な関係にあると主張した。たとえそれが実現しなくても、無敗の実力者と復活したレジェンドとの対戦は、それ自体が素晴らしいものだ。

このカードには、WBC暫定王者レイマート・ガバリョ(24勝20KO)と、ドネア対ウバーリの最初のカードになるはずだったガバリョが偽りの判定で下したエマニュエル・ロドリゲス(19勝12KO2敗)との再戦や、サブリエル・マティアス(16勝16KO1敗)とバティジャン・ジュケンバエフ(18勝14KO)が対戦するIBFスーパーライト級エリミネーターも含まれているという。

ロドリゲスのマネージャーは実現すると言っているが、MPプロモーションのショーン・ギボンズは実現しないと言っている。

我らが井上尚弥も28歳、今年は3試合しバンタム級を統一したいという話だが、最初の試合が6月となる。3試合は難しいだろう。

ノルディン・ウバーリは、コロナ陽性になり、一旦格下と仕切り直してからドネアとの対戦に向かうと報道されていたが、彼も高齢で試合枯れなのだ。ダイレクトでドネア戦に進むことになりそうだ。

ドネアは大ベテラン、井上戦だけが究極仕上げだったのか、持続できるのかが鍵だ。ウバーリは規格外のスケールはないが総合力は高い。若い井上拓真に圧勝レベルだ。フェザー級では精細がなかったが、かつて敗北したカール・フランプトンはSフェザーで伏兵王者とおもわれたジャメル・ヘリングに圧倒されて引退を宣言している。

ノルディン・ウバーリVSノニト・ドネアの勝者
ジョンリエル・カシメロVSギジェルモ・リゴンドーの勝者

彼らで一人に絞るか、両方と戦って井上尚弥のバンタム級は最後でいいのではないか。
それが今年で解決してくれればいいけども、無理だろうな。

レイマート・ガバリョVSエマニュエル・ロドリゲス

ロドリゲスに初戦の間違いを正して欲しいが、得てしてこういう再戦はラッキーボーイに勢いがつく。
彼らを残して、井上尚弥は次のステージに羽ばたいて欲しい。

ロドリゲスのマネージャーは実現すると言っているが、MPプロモーションのショーン・ギボンズは実現しないと言っている。

ガバリョ陣営はやりたくないのだろう。

いいかげん、バンタムトップの面々の名前は食傷気味だ。

スティーブ・フルトン
ムロジョン・アフマダリエフ
ルイス・ネリーVSブランドン・フィゲロアの勝者
ライーゼ・アリーム

ここらの方が興味深くなってきた。

そういえば

マイケル・コンランVSアイザック・ドッグボゥ

は流れたようだ。やはりか。

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