ラスベガスの夜/井上尚弥VSラモン・カルデナス

米ネバダ州ラスベガス、シンコ・デ・マヨのメインイベントで行われるというのがこの試合の魅力です。

日本人の過去最高到達点でしょう。

ラモン・カルデナスはとてもまとまりのあるオーソドックスで、スタイルは小型カネロのようですが、整ったオーソドックスといえば、スティーブ・フルトンもそうで、そういう相手は井上尚弥にとってはやりやすい。井上尚弥と技術戦をして勝てる相手はいない、ジワジワ削られ、策なしになっていく。

なのでカルデナスは何か狙いをもって対してくるだろう。その狙いは恐らく左フックの相打ち、カウンター、肘を上げた左フックのタイミングと角度が素晴らしい。そしてフルトンほどのアウトボクサーではないが、タフでパワーもある。

何か大胆なことをしかけてくるか、自分を信じていつものように戦う余裕しかないか、井上にとってもアメリカの大舞台なので、恐らく丁寧な試合をしていくとおもうが、一発に気をつけて戦えば、総合力の差でカルデナスをジワジワ痛めつけ一方的な展開になっていくだろう。

カルデナスはいい選手で力強いと感じるが、相手が井上尚弥だからこの予想。

6~8回あたりで井上のTKO勝利なんじゃないかな。

最近、互いにリスペクトしている同士として、タンクの声がよく聴かれる。

タンクは井上のファンとして
「ラモン・カルデナスの方が、ナオヤ・イノウエよりはるかに大きく見える。 肩幅もずっと広い。カルデナスは非常に危険な相手だ。 パンチのスピード、そしてパワーも十分にある。メンタルもしっかりしているし、すべて揃っている。」

と言っている。

カルデナスを圧倒するパフォーマンスをみせたなら

禁断にして夢の対戦として

井上尚弥VSタンク・デービス

も待望されることだろう。

ラモン・ローチに苦戦したタンクの評価は下がり、この男は地道な防衛戦などもうしない。金になるビッグマッチにしか興味がない。ジェイク・ポールだかのYouTuberと戦う話もある。

井上尚弥VSラモン・ローチ

だったら井上尚弥が勝つだろうとおもうと、ありえなくない話だ。

大橋会長はかつてやりたいと言っていたような気がする。

アフマダリエフ、ボール、中谷と予定があり、その先となると井上尚弥のいよいよ最終章ともいえる。

強いラモン・カルデナスに対し、どのようなパフォーマンスで勝利するのか

プレッシャーは相当なものだが、それを楽しむ風格が井上尚弥にはある。

これに勝利してもカルデナスは無名なのでP4Pの評価は変わらないだろうが、ウシクもクロフォードも試合内容は決して冴えているわけではないので、心の中では井上尚弥がP4Pナンバーワンだ。

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コメント一覧
  1. 井上負けそう
    今日はドヘニーもガルシアも糞だった
    そんな日が井上に来てもおかしくない

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  2. 今回は我慢できんので久しぶりにコメ。
    井上選手のtko負け予想
    目前の試合のその先が話題な時に
    ころっと負けるのはボクシングあるある。
    大舞台による力みとプレッシャーで身体が硬い所に
    カルデナス選手のハードヒットを安易に貰うのでは。

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    • エスピサノ?
      エスピノサでは?

      井上3試合
      中谷もそのくらい、しかもSバンタム以上で

      勝ち続けることが条件です。
      中谷の相手は西田の他誰になるのかだ。

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  3. 大橋会長の発言を聞いてると中谷戦後は他団体のフェザー王者を狙っていく予定のようです
    オイルマネーによりマッチングはあっという間に進むでしょう。他王者の統一戦次第では来年4団体統一している可能性すらある
    しかしそうしてフェザーすらも制圧してしまったら井上尚弥はその先何をすればいいのでしょうか?
    スーパーフェザーで戦うとなると個人的には興奮よりも「気の毒」が先に来てしまいます
    強すぎるが故にどんどんパフォーマンスが発揮できない階級に追いやられていく訳ですから

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  4. カルデナスは大丈夫だとおもうけど、また圧勝しちゃうとアフマダとかボールとかナチュラルで勝負できるのかな?なにかドーピングみたいな力を借りないと勝てないとおもわせてしまう。

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  5. 突然変異みたいな、恐らく後にも先にも井上みたいな日本人選手は出てこないでしょうね。
    と、思ってはいるものの、そんな時に限って番狂わせはやってくるのでしょうか?

    アンダーカードにフェルナンド・バルガスの息子も出るので楽しみにしています。

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    • しかし同時期に日本から中谷潤人という異能が現れた。最近のトップアマのプロ化も井上時代以上にハイレベル。もはや、井上とやりあえるのは同門の坂井や帝拳の坪井、堤麗斗みたいのしかいないんじゃ?そういえば原田周大は大橋ジム所属らしいがアマチュア国内で負けちゃったみたいだね。

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  6. 中谷潤人には井上戦が叶わなかったジョンリエル・カシメロとの対戦を希望します。カシメロの引退試合となるのか、野獣に屈するのか。いいストーリーだとおもわれます。

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  7. すべてのリスクと責任を背負うのは井上尚弥だが、今回陣営が甘く見すぎ、観光気分。もう次戦やその次の次までニコやかに話してる。ラモン・カルデナスを応援したくなるほど楽観的。

    足元すくわれるぞ、大橋。

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    • 大橋秀行だったらこういう大舞台では負けていたとおもう。手数が少なくて、打たれ脆いから。

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  8. カルデナス以上の相手がいないから仕方ありませんね。
    前座に出るラファエル・エスピノサがいい勝ち方をしたら煽られるんだろうな。

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    • アフマダリエフもニック・ボールも井上尚弥に勝つためだけのトレーニングをしていることでしょう。

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