
バムが鮮烈なノックアウト勝利でアピールしましたが興味深い内容でした。
バムの方がやはりパンチが多角的で鋭利ですが、バルガスの攻勢、圧力、連打も効果的でした。決着までダウンを除けばポイントはほぼ互角といえる内容でした。
バムの方がタイミングと角度を持っているのでKOパンチをお見舞いしましたが、バルガスも肉薄してみせました。バルガスは過去試合からもディフェンスが甘くパンチをモロ食い、効いちゃうのです。
この結果を経て、バムが切望する井上尚弥戦がクリアになりました。
両者の階級差はひとつになりました。
井上との試合は年末年始と言われており、鼻息荒いプロモーターのエディ・ハーンは井上戦に直行、勝てると息巻いていますが、トレーナーのロベルト・ガルシアは秋ごろにバンタム級の実力者とあと一試合挟みたいと言っています。
ストーリーとして一番有力なのが
井上拓真です。
弟の仇を兄が討つ
というシナリオが実現するからです。
井上拓真は那須川天心、井岡一翔を連覇し波にのっています。元々もっているディフェンス、スピード、スキルに自信が加わったようなファイトを魅せるようになりました。
しかし過去のキャリアを振り返ると
井上拓真<堤聖也=比嘉大吾=アントニオ・バルガス<バム。
井上拓真がアントニオ・バルガスより強いという根拠は薄いです。
しかし進化した井上拓真のスキルをもってすれば、バムを攻略できるだろうという(主に日本人サイドの)予想があるそうです。
個人的にはVS拓真を挟んでも挟まなくてもどちらでもいいです。
接戦の末の判定勝負ならば拓真にも勝機はあるとおもいます。最近のバムは好戦的で決定力がありますが、井上拓真には12回、バムのパンチを晒す、当てさせないスピードとスキルがあります。しかしそれを全開で発動させるとバムを効かせる、KOすることは不可能です。ずっと判定なのでバムをKOすることは考えにくいです。
そして来るVS井上尚弥戦を私は歓迎します。大賛成です。
井上尚弥の唯一の不運はライバル不足です。
恐らく過去一の強敵は中谷潤人で、バムより強い実力者だったとおもっていますが、日本人同士なのでインパクトに欠けます。それを除くとベテランのノニト・ドネアになっちゃいます。ドネアは井上尚弥の前の時代のレジェンドです。晩年のドネアが最大のライバルではさみしい。
フェザー級挑戦、5階級制覇の方が楽しみというファンはたくさんいますが、フェザー級王者はラファエル・エスピノサという実力者はいてもP4Pにも入っていない、知名度のない選手です。
対するバムはP4Pの3位か4位に入る実力者で人気も知名度も抜群です。井上と同じように無敗で複数階級(3階級)制覇している若きメキシコのスターです。今メキシコでカネロより評価が高いのではないでしょうか。
この魅力的なマッチアップを逃す手はないです。歴史に刻まれるビッグファイトです。
いびつな体格差のあるファイトにもなりません。
アントニオ・バルガスVSジェシー・ロドリゲス(バム)は素晴らしいバムの完璧なフィニッシュ劇でしたが、井上尚弥であればもっと速く反応速度もいいので、打って打たせない、さらにパワーもあり、こんなに好戦的で被弾するバムでは倒されてしまうと予想しますが、バムはかなりのテクニシャンで頭脳的です。当然井上の特徴を想定してここまで被弾しない、考えたファイトを遂行するだろう。
ルディ・エルナンデスの次はロベルト・ガルシア
名参謀まで打ち砕いて欲しいものです。
バムを破った時に井上尚弥のレジェンドとしての格は完璧なものとなり、あとのキャリアは引退でもフェザー級でも、もはやボーナスステージだと考えます。
バムは井上尚弥戦を意識し、準備、ファイトを怠らない
井上尚弥は恐らく次戦まではずっと休養
最近の井上尚弥は判定続き。
年末年始といわれる両者のコンディション、モチベーションも非常に大事になってくる
究極の一戦です。
その前に拓真が計画を真っ白にしてしまう
かもしれませんがね・・・
ストーリーとしてはバムがやってきそうなのだ。





