運と縁とタイミング・・・せめて1年前であれば、体重を作れただろうが、38歳の今年はもう厳しいのだろう。
水曜日にWBSSは第2シーズンに3階級での開催を公式発表しました。
バンタム級はWBSS役員によって発表された最初の階級です。ゾラニ・テテ、ライアン・バーネット、エマニュエル・ロドリゲス、3人の世界王者が参加に著名しました。井上尚弥も、ジェイミー・マクドネル戦に勝てば参戦予定です。
もう一人、計画されていたボクサーの一人がギジェルモ・リコンドーです。
彼は、Sバンタム級からSフェザー級に2階級増量し、WBO Sフェザー級王者のヴァシル・ロマチェンコと戦い、棄権TKO負けをしました。2度の五輪金メダリスト、リコンドーはこの試合で増量という大きなリスクをとりました。
階級を変えて、試合に敗れたので、WBAは彼のベルトを剥奪しました。
WBSSは、リコンドーがWBSSバンタム級トーナメントに参加する可能性について打診しましたが、医師の助言によると、リコンドーがバンタム級に階級を落とすことは安全性の問題がある事が指摘されました。
リコンドーは2010年のデビュー以来ずっとSバンタム級(122ポンド)で戦ってきました。これまで計量された最も軽い体重は119.5ポンドです。(バンタム級は118ポンド)
WBSS役員
「我々はリコンドーの参戦の可能性にとても期待していました。最も言及された名前でした。この不遇の天才がお金を得て、世界王者に返り咲くための大きなチャンスであったとおもいます。彼は自分の身体を誰よりも理解していますので、その決断は尊重します。体重を作れないというなら仕方がありません。しかしボクシングにおいては、誰に勝利し、何を勝ち取ったのかが重要なのです。」
失意の大物に大きなチャンスを与えたが残念だ
というニュアンスだとおもいますが今年38歳になるリコンドー、金や名誉を捨てても健康を優先させたのだろう。実際、体脂肪がほとんどなさそうなので増量は簡単でもさらなる減量は厳しいだろう。
海外の反応では、同情の声もありますが、冷めたものが多い印象です。
「退屈なボクサーは去れ」
「彼は終わった」
「ロイ・ジョーンズのようになってしまうぞ」
「引退して鶏のような顔をみせるな」
「ケル・ブルックのようにうまくいくかもよ」
「ロマチェンコには小さすぎた、あれで終わった」
「彼は決してチャンスがなかった。不運なファイター」
などなど・・・
出れば、バンタム3王者や井上にとっても難しい、優勝候補となったであろうが、ロマチェンコ戦以後の彼の心身のコンディションはわからない。このニュアンスから言って、WBSSの3階級目はフェザー級ではないと推測される。フェザー級ならリコンドー出れそうですから。
けれどフェザー級は相手を厳選しファイトマネーだけ高いレオ・サンタクルスやアブナー・マレス、カール・フランプトン、試合をしたいのかしたくないのかわからないゲイリー・ラッセル、無名のヘスス・ロハスやクラウディオ・マレロなど、統一の機運がない階級なのでまとめるのが難しいのかもしれません。
そして当然Sバンタム級のWBSSもない。王者に魅力がないからでしょう。
リコンドーのような存在がいると、バランスを欠くというか、トーナメントが成立しづらい面もありそうです。
メイウェザーより実力者だとおもっていますが、不遇の天才はこのまま幕を下ろすのでしょうか?これもプロボクシングの難しい側面です。
WBAがリコンドーに対して厳しすぎたのがいけない。
今でも彼はSバンタム級のスーパー王者であるとおもいます。
Sバンタム級のどの王者よりも強いでしょう。
そしてやっぱりWBSS 3つ目はライトヘビー級?
参加メンバーによるが、やばいなぁ。