岩佐の2度目の防衛戦が決まりました。彼は長期王者や統一戦に向かう本格王者になれるだろうか・・・の最初の試金石です。
8月16日、東京でIBFスーパーバンタム級王者岩佐亮介VS指名挑戦者TJドゥーニーが開催されます。
岩佐にとっては2度目の防衛戦です。
岩佐
「これは自分にとってとても大事な試合です。世界王者としての価値を証明します。」岩佐ははじめての世界戦、バンタム級でリー・ハスキンスに6回TKOで破れて以来6勝4KOです。
オーストラリアのシドニーを拠点とするアイルランド人ドゥーニーは、ボストンでの最新試合で3回ノックアウトでマイク・オリバーを下しました。昨年はタイのバンコクというアウェーで3位のマイク・タワッチャイを下し指名挑戦権を得ました。
ドゥーニーはこの挑戦に意欲的で、8月に日本で大きな勝利を得る決意を表明しました。岩佐に勝てば、アイルランドでは1995年名古屋でウェイン・マッカラーが薬師寺保栄に勝って以来の快挙になります。
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井上のそれに比べ注目度の低い世界戦だが、指名戦、ここから岩佐の真価が問われる。そして王者の減った日本勢、現時点で村田を除き最重量の王者でもある。
TJ Dohenyと書くが、ドヘニーじゃないだろとおもい、適当にドゥーニーに変えて書きましたが本当は何と読むのかわかりません。五輪一歩手前のアイルランドのトップアマですが、ライバルが銀メダリストのジョン・ジョー・ネビン(3-8)だったのだから仕方がない。
岩佐によく似た慎重なサウスポー。経験でドゥーニー、若さと伸びしろ、スピードとキレで岩佐だとおもう。懸念は打たれ脆そうなところ。試合が長引くとどこかで被弾してヒヤヒヤさせる。ドゥーニーがウェイン・マッカラーと同じ素質があるなら粘り強い、諦めないタイプだ。そんな相手だと今の岩佐だと判定になってしまいがちだがここは倒しきって欲しい。
岩佐には井上に負けない活躍を・・・とは言わないが、一階級しか違わず眠たい試合をしていると井上がすぐやっても勝てると言われてしまうので、そのポテンシャルを開花させた試合を披露して欲しいとおもう。
Sバンタムにもアイザック・ドグボエという風雲児や、地味に強いレイ・バルガスがいる。最大アイドルのマイケル・コンランやシャクール・スティーブンソンもフェザーと両睨みだろう。
勝つだけでなく成長し相手を脅かすほどの王者になってもらわねば困る。
そういう素質や余力は感じるのだけど、なかなか完全開花とはいえぬ段階だ。
高校王者程度でテクニックだけでやっていくには物足りない。
https://www.youtube.com/watch?v=STYs-A6iJ_A