
五輪ボクシングに湧くこの時期に西岡VSドネアが決定した模様。
新人の頃からの西岡ファンで集大成、最後の戦いともいえる試合、この相手、世界戦4連敗の頃を振り返ると胸がいっぱいです。
西岡がいなくなったら自分のボクシングに対する熱意も変わってしまうかもしれません。
が、まだまだ手放しで喜べる状況ではないな。
直前でコロコロ変わること多い本場リング、条件次第でドネア側のプロモーターがどう動くのかわかりません。
マニアにはうれしい試合ですが集客となると弱そうですし・・・
そして両者の近況が気になります。
ドネアがコンスタントに強豪と戦ってきているのに対し、西岡は約一年ぶりの試合です。
コンディションを上手く整えたって、いきなりドネアの超スピードに対応しうるのかどうか???
西岡の試合運びはまず偵察からですが、ドネアはスピード全開のジャブ、ストレートをビシビシと打ってきそうです。
希望を見出すとすれば西岡はジョニー・ゴンザレスやレンドール・ムンロー、ラファエル・マルケスなど本格的で馬力のある選手との試合をそつなくクリアしSバンタムでの充実、安定度を確立していることか。
方やドネアも小さく守備一方のナルバエスは別としてバスケスJrやマセブラと戦って差をみせてはいますがSバンタムでは会心の試合というのはまだなく毎回拳はじめ傷だらけとなっています。とはいえダウンも奪い、ミラクルな動きを披露はしてますが。
階級を越えるスペックの天才ドネア、Sバンタムではかなり盤石の実力を誇示している西岡、体格差もほぼなくどっちがこの階級で充実してるかの勝負となりそうです。
西岡押しの自分でも普通に考えると別格な王者を感じさせるドネアには勝てない、ポイントもとるのは至難の業だとおもわざるえをえません。
しかしドネアをしても大きくパワーのあるジョニー・ゴンザレスや実績十分のラファエル・マルケスに勝ち切れるかは疑問なところもあるので勝機はないとはいえない、やってみないとわからない面もあるでしょう。西岡が危険なモンスターレフトの持ち主だというのも警戒点でしょう。
今や階級上の安定王者として君臨しているジョニー・ゴンザレスを一発でKOしてしまうレフト
数々の戦慄の左フィニッシュを見せてきた西岡の最後の左を見ることができるのだろうか。
やや半身の位置からタイミングをずらして放つ西岡の左、これを何度目撃したことか。
両者にとりもっとも強く危険な相手であることは間違いない。
ドネアは西岡ほどのサウスポーとの対戦はないであろう。ダルチニアンとはタイプが全く異なるし。
相当な親日家であり、西岡に対する敬意、警戒、準備は怠りないでしょう。
とにもかくにも、スピードや追い足でドネアに拮抗しうる、リードの刺し合いで負けない。ドネアのシャープなパンチを食わないディフェンスができるかどうかがポイントだろう。
世界のオッズでは8-2くらいでドネア有利かな。
結果さえだせばいい西岡に対し、ドネアは周囲の期待から圧倒的な強さ、パフォーマンスを求められている雰囲気があります。
派手なKOを意識しすぎて雑になる面もみえます。
この試合の前にバスケスJrVSラファエル・マルケスが無事に行われるといいなぁ。
ラファマルが快勝するようだと西岡への期待感も高まります。