ナバレッテはドッグボー以上のKO率が魅力的。独特のやりにくさとパワーを持った不気味な挑戦者といえ、そこが魅力。しかし見た目はスローなので、ドッグボーの速い左右フックにあっけなく撃沈する可能性も感じる。超小柄だがやはりドッグボーの筋量はすごい。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ドッグボー | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 112 |
ナバレッテ | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 116 |
5階級制覇が目標というドッグボーの野望には呆れるが、ホルヘ・リナレスはたしかデビューはスーパーバンタム級でした。今5階級目のスーパーライト級ですね。
そういえば今日は、フランシスコ・エストラーダVSビクター・メンデスという試合もあります。メンデスはルイス・ネリやアーサー・ビラヌエバにSD負けの選手で今スーパーバンタム級ですよ。
若いドッグボーよりさらに若いナバレッテ。当日はわかりませんが計量時はナバレッテの方が重かった。
ドッグボーは入場前から"NEHO"と叫んで気合を入れています。Tシャツも"NEHO"
1R
前に出て重いパンチでプレスをかけていくドッグボー
ナバレッテは跳ねるようなフットワークで下がるも上手く捌き
時折、ジャブや大きなストレート、アッパーで反撃していく。
パワーはドッグボーに感じるがナバレッテもなかなかやる
ナバレッテ10-9
2R
ナバレッテが前に出てドッグボーが迎え撃ってカウンターという展開に変わってきた。
ナバレッテの方が有効打もプレッシャーもあるという意外な展開。
頑丈そうなドッグボーだが、いくつか効いたパンチを食った。
ナバレッテ10-9
3R
オーバーペースかもしれないがナバレッテの若さと積極性が上回る意外な展開。
これは強い。
ドッグボーの方がスピードと回転力はあるが、ナバレッテのしなるような長いフックやアッパーも強烈。
より強いヒットはナバレッテだ。
ナバレッテ10-9
4R
ちょっと期待しているナバレッテよりにつけているし
効いた様子のないドッグボーもまた強いが
ナバレッテはかなり強いです。
このラウンドはより重厚に攻めたドッグボー
ナバレッテはディフェンスに忙しいラウンドとなった。
両者、サウスポーも自然にこなす
ドッグボー10-9
5R
ショートレンジではドッグボーの回転力とパワーが有効だが
ロングレンジだとナバレッテのムチのようにしなるストレートやアッパーがいい。
ナバレッテはどこか、ホセ・ラミレスのようだ。屈強だ。
ナバレッテ10-9
6R
ムチのようなナバレッテのパンチを買って有利につけているが
採点はわからない。ドッグボーも手堅く分厚いファイトはできている。
ナバレッテが予想以上に強くて、難攻不落の王者が大苦戦しているような試合。
ナバレッテが試合を引き寄せるには、アッパーが有効だ。
力強くアグレッシブなのはドッグボーだが、有効打はナバレッテだとおもう。
バタバタしてるんだけど。
ナバレッテ10-9
7R
ナバレッテが優勢だとおもうが
ドッグボーが屈強でタフなのは証明された。
ナバレッテもバタバタしているものの捌くのは上手い。
有効打を巧みに避けている。
サウスポーの時間が長くなった。
守りは安定するが攻めがイマイチ。右が本来の姿だろう。
このラウンドは戦車のように攻めた
ドッグボー10-9
8R
ドッグボーのアグレッシブさにタジタジになってきたナバレッテ。
さすがに疲れを隠せない。
ドッグボーはこのまま重厚に攻め続けるだけ。
遅いけど変則で強烈なアッパーをナバレッテは突き刺したい。
ドッグボー10-9
9R
ドッグボーも苦労して被弾もしてるのに
屈強でタフで落ちない。
ドッグボーの右でナバレッテがひっくり返ったが、スリップ裁定。印象は悪い。
もう一段ギアを上げることができれば金星も夢じゃないけど
ドッグボー10-9
10R
ドッグボー、目が腫れてドクターチェックを受けている。
被弾はしてるのだ。しかし頑丈で屈強だ。
ナバレッテはストレート系をビシビシ出してドッグボーを突き放していきたい。
守る時間を減らしたい。
今度はドッグボーがスリップでダウンしたが効いた感じにもみえる。
ナバレッテの強い右、左フックをモロに食い、明らかに効いたドッグボー
ここまで一番のクリーンヒット
ナバレッテ10-9
11R
ドッグボーの強靭な攻撃を支える足がふらついて踏ん張りが効かなくなってきた。
コーナーの水で滑りスリップ。
今度はナバレッテのゾンビのような強襲にタジタジとなるドッグボー
明らかに
ナバレッテ10-9
公平に見れば王座交代になるかも。
ドッグボーの目の腫れも深刻。
12R
よもやの強い挑戦者であったナバレッテ。
ナバレッテが追い、ドッグボーが下がる。
効いて余力がないのはドッグボーの方だ。
クリンチも多用する。
自分がマグダレノを倒した11回のマグダレノのような劣勢だ。
必死に生き延びようとするが、ナバレッテの攻勢を凌ぐので精一杯。
ナバレッテ10-9
個人的な印象、採点では前半と後半を獲ったナバレッテの勝利だ。
しかし会場はドッグボーの声援が多い。
ドッグボーが弱かったのではなく
ナバレッテが強かった。
顔面の傷でもナバレッテの勝利だろう。
中盤から後半に落ちかけたが、最後はドッグボーを圧倒した。
115-113
116-112
116-112
ナバレッテ
ドッグボーは相手を読み違えた。
大竹戦の楽勝で過信したか。
まさかの最強説のあったドッグボーの陥落です。
メキシカンにはすごいのがいるな。
そんなに強く見えないんだけどな。