8月15日に、フリオ・セサール・マルチネスVSマックウィリアム・アローヨの前座で予定されている試合。メインはマルチネスの病気(コロナではない)で延期のようですが、この試合は、ノンタイトル、または、悪しきWBAの慣習
WBAスーパーウェルター級(ミドル級?)暫定王座戦になるかもしれないとのことです。
正式にはまだ承認されていません。
WBAには王者にジェイソン・ロザリオ、暫定王者にエリス・ランディ・ララがいますが、スーパー王者と正規王者であり暫定は空位なのかもしれません。
ミドル級なら
カネロと村田諒太がいますが、カネロがフランチャイズで村田は正規王者なのだろう、だから暫定は空いている?
ミドル級は誤記だとおもいますが、もはや、暫定王座を埋めるのが義務のごときです。
反響はさっぱりですが
[st-card id=102886 ]ここでも書いたように、中央アジア、ウズベキスタンの台頭は興味深いです。
その中にあって、イスラエル・マドリモフ(5勝5KO)は風貌はまるでGGG。
スタイルはかなり違います。
ズングリしているのにアスレチックでワンダーな動きをするトリッキーなスイッチヒッターです。
誰がみてもワンダーなマドリモフはまだプロ5戦ですが世界挑戦を囁かれている逸材だ。少し調べてみると長いアマキャリアの中で頂点を極めてきたが、アジア選手権金止まりだったようだ。WSBでは五輪金のアーレン・ロペスにも連勝しているからその実力は折り紙付きだが、古くは日本の鈴木康弘なんかにも勝っている。
対するエリック・ウォーカーは37歳と高齢だが、ストーリーのある男だ。
ドラッグ中毒で幼くして父親を亡くし、母親も中毒、妹は殺され、兄は殺人で刑務所へ、ウォーカーも9件の強盗で有罪判決を受けた。14年間も服役しながら刑務所でボクシングを覚え、61勝1敗の記録を残した。
2013年、30歳で釈放され、プロ転向、ここまで、パトリック・デイとブランドン・アダムスに僅差で負けたがプロスペクトを食ったりしながら20勝9KO2敗だ。
人気TV番組「コンテンダー」でも活躍した。
世界選手権覇者のイエフゲン・キトロフと戦う予定だったが、どうやらそれは起きなかったようだ。
ついでにキトロフは、イマニュエル・アリームに敗れて裏街道、ブランドン・アダムスにも負けたが、3連勝で復調してきている。31歳、まだ夢を諦めない。
脱線したが、険しい道を歩むコンテンダー達の中で誰が表舞台にやってこれるだろう?
やっぱり、「ドリーム」イスラエル・マドリモフなのかな。
ウォーカーやキトロフの方がいいな。
ギヤソフやマドリモフに言えることは格下を圧倒している爆発的なパワーが王者クラスに通じるかだ。