石田順裕VSジェームズ・カークランド
石田順裕VSジェームズ・カークランド

昨日は4.8の長谷川ショックも払しょくしてくれそうなうれしいニュースがありました。
王座を失った石田順裕がジェームズ・カークランドを敵地で初回KO。

カークランドはこれまで27戦全勝24KO。ゴリゴリ前に出て強打を振るうパンチャーで世界チャンピオン候補ナンバーワンホープ。

そのファイトスタイルと戦績から怖い、戦いたくない選手の筆頭株的な存在感を放っていました。
戦績だけでなく内容もホエル・フリオを6RKOなどその他試合もなかなか好成績な選手をことごとくKOで破ってきていました。ここで勝っていよいよ世界挑戦という意味合いの調整試合のはずでした。

試合はいつもどおりカークランドがプレッシャーをかけていきますが石田も引かず正確なショートコンビネーションを返していきます。石田の方がパンチがコンパクトだしコンビがきれいだし打ちおろし気味になるので威力を発揮し初回から左右で3度のダウンを奪う圧勝劇となりました。

この試合、この相手であれば石田が暫定王座を獲得した試合よりはるかに価値があり実質王座戦であってもなんら不思議のないレベルです。
マイケル・バッファにコールされて最高にしびれます。

作戦を見事に遂行した石田のパフォーマンスが最高だったですが何より事前アピールもほとんどなく、人知れずこんな危険な試合に挑んだ心意気がかっこいいとおもいます。これぞ男の本当の勇気です。

震災被害の義援活動など、所詮売名行為みたいな感じに映る多くのタレント、スポーツ選手の活動と比較し、その10000倍かっこよく感じました。

カークランドのスタイルに合わせた戦略が見事にはまったのは言うまでもないですが、KO率の低い石田のあのシャープなパンチは一体どうしたことなんでしょうか。ちょっと環境変えてトレーナー変えたことで覚醒したのかもしれません。

出所後のカークランドはちょっと動きが鈍っていて前戦でも被弾して足揺らしてましたのでいけそうな気がする・・・気もしてましたが初回KOとは。

カメラマンでノニト・ドネアが映ってます。
石田を祝福してますよ。
彼は信じがたいことですがアマチュア時代にカークランドに勝ってるそうです。カークランドどんだけ大きくなったのよ。

この内容なら再び世界のチャンスは訪れるし誰が相手でも悲観的ではないでしょう。
35歳の石田の復活ロード。まだまだ長谷川もやれるでしょう。

石田順裕VSジェームズ・カークランド
石田順裕VSジェームズ・カークランド

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