トニー・ハリソンVSジャーメル・チャーロ LIVE他

人間性はハリソンが好きだが俊敏で獰猛なファイトはチャーロが好み、スーパーウェルター級は世界に強豪が多く面白い階級である。もっと人気階級になるためにも、主役となる絶対的な王者が必要だ。

12345678910R
ハリソン
10
8
10
9
10
9
10
9
10
10
95
チャーロ
9
10
9
10
9
10
9
10
9
9
94

ハリソン久しぶりで逆に盛り上がってきたといえるかも・・・
ここまでエキサイティングな試合が続き、会場のボルテージは高い。
トヨタアリーナ。

ハリソンもKO率高いんだよな。
素晴らしいサバイバルのキャリアです。

1R

チャーロのコスチュームが派手派手。
ビリビリに痺れる緊迫感ある初回
打ち気にはやるチャーロに冷静に距離を保ちジャブを放つハリソン

僅かに
ハリソン10-9

2R

お互い、特にチャーロの気迫が凄まじく狂暴だが
最初の一発目が大振りでそこから獰猛に責めたてていく。
そこを冷静にジャブ、ワンツーを当てるハリソンだが
チャーロの大振りのフックが後頭部あたりに当たって効いたか
獰猛なチャーロの左フックを食いダウン。

チャーロに隙があるが狂暴。

チャーロ10-8

3R

倒したくてガンガン飛ばすチャーロの猛攻に押されているハリソンだが
まだ力は残している。

いつにも増して荒っぽく力んでいるチャーロにハリソンのワンツーやボディが当たる。
これは判定までいかないんじゃないかな。

ハリソン10-9

4R

チャーロはリスクをかけて倒しにきている
そんなチャーロは獰猛で危険だが、隙も多くハリソンのパンチが多く当たった3回

ハリソンはよりガードをコンパクトに絞ってきた。
チャーロを前に下がらない。

頭をつけた打ち合いに突入。
互角の打ち合い。
パワーと瞬発力はチャーロだが、正確で強弱をつけているハリソン
耐久力勝負になりそうな打ち合い。

すごい熱い戦い。

チャーロ10-9

5R

チャーロの迫力、勢いは変わらないが
ハリソンがチャーロ用にコンパクトでガードの固いスタイルに変えてきたのが興味深い。
足を捨て、打ち合いでチャーロを潰しにきている。

ハリソンのボクシングの方が効率的といえる。

一発の迫力はチャーロだが、堅実なヒットは

ハリソン10-9

6R

チャーロが打ち込むもハリソンが腰をくねらせおどけてみせる。
会場はダウン以外のラウンドはハリソンがリードしている。

パワーも手数もチャーロだが、ハリソンの方が前に出て
効果的なパンチを入れているようにみえる。
ペースとしてはハリソンなのかもしれない。

しかし手数の多かった

チャーロ10-9

7R

ベテルビエフVSグヴォジクばりにいい試合。
先が見えない試合。なぜか会場はダウン以外フルでハリソンと出ている。
このままでは初戦のようにハリソンの勝ちになるかもしれない。

チャーロは倒したりダウンが欲しい。
それはハリソンも同じだとおもうけど。

チャーロのパンチは怖いが、ハリソンはガードを固めて顔面に被弾しにくくなった。
ハリソンのストレートの方がいいタイミングでチャーロに当たっているが
チャーロに効いた様子はない。

チャーロが下がって引き込むような感じになっている。

ハリソン10-9

8R

チャーロはもう一山作らないとポイントは危うい。
見せ場を作るのはどちらか。
チャーロも多少は効いているはずだ。

ハリソンペースとまでは言えないが、実に上手い戦術を遂行している。
長い腕を畳んでガードの意識を高めている。

この回はハリソンが再び距離をとり、打ち合いを避け少し休んだか。
チャーロが前に出れなくなってきたが、手数で

チャーロ10-9

ここまでジャッジ泣かせ。

9R

ハリソン疲れたか少し消極的になってしまった。
ガードの上だがチャーロのパンチを受ける。

しかし中盤から後半はチャーロが消極的になり
ハリソンの攻めが多かった。
チャーロもしんどいのかもしれない。

ハリソンは前に出た方が内容がいい。

ハリソン10-9

10R

前半チャーロの勢いがよく中盤から後半にハリソンが盛り返していくような展開が多い。
会場は2ポイント差でハリソンとなっている。
ここからを制した者が勝つ。

ハリソンはもう少し積極的になれば支配できるとおもうが手数はチャーロの方が多いか。
しかしパンチの質、クリーンヒットで

ハリソン10-9

11R

このまま見せ場なく判定にいけば僅差でハリソンとなりそうだ。
チャーロは前半獰猛だが、中盤と後半ハリソンに支配されている。
本当に実力伯仲の両者だったんだな。

いつものようにチャーロが飛ばす
ハリソンはおどけた余裕をみせる。

しかしそんな余裕こくほど勝ってはいない。
チャーロのメンタルを崩そうとしているのだろうか。

左フックの相打ちも、効いてよろけて倒れたハリソン

チャーロが一気にまとめてアッパーで2度目のダウン。

ストップのタイミングをみていたレフリーがチャーロのラッシュで試合をストップ。
守っていたハリソンは猛抗議。

恐らくポイントでは逆転でチャーロのTKO勝利。

ジャレット・ハードが、KOでチャーロ、判定でハリソンと言っていたが
そのような結果になった。

ハードに負けた時も、その他の敗北も、倒されるまでポイントリードしていたようなハリソンには
こういう特徴があるのだろう。

リードを守り切れない。
ダウンしてからの立て直しが難しい。

最後は全部ブロックしていたのにな。

素晴らしい試合でした。

ポイントはどっちがリードしていたのだろう。
たぶんハリソンだったような気がします。

リゴンドーVSソリスがキャンセルされたが、内容の濃い週末となりました。
観戦しただけで疲れました。

エフェ・アジャグバVSイアゴ・キラゼ

藤本ともスパーリングをしていたというグルジアのキラゼ。アジャグバに対しても勇敢でいい技術戦をしている。
フィジカルはすさまじいいがボクシング歴が浅いアジャグバもこのあたりのレベルでテストされている。キラゼがアジャグバを責めたてるシーンもあるが、アジャグバは危なかしくも凌ぎ、逆襲してキラゼからダウンを奪う。

https://twitter.com/i/status/1208570505390940162

これは効いたがキラゼも執念をみせる。アジャグバは打たれ強いのかな。キラゼのいいパンチもあるがやはりフィジカル、パワー差でアジャグバが圧倒的でキラゼがフラフラなところをキラゼが執念で右を打ち返すと今度はアジャグバがダウン。面白い。

しかしダメージはキラゼにある。

キラゼは厳しいが、ブロッキングを固めてアジャグバの攻撃を凌いで打ち終わりを狙えば倒せる。しかしダメージが限界でダウン、またしても続行させるがフラフラでレフリーストップ?セコンドがギブアップ。

すっかりキラゼを応援してしまった。アジャグバのフィジカルパワーと本能の攻撃性はすさまじいが、ボクシングが稚拙なので攻略法はあるな。このあたりが今のアジャグバの限界だろう。デュボアの方が洗練されている。

ジャック・テポラVSオスカー・エスカンドン

ゲートキーパーと化したエスカンドンが体重超過で暫定王座を剥奪されたフィリピンの無敗のテポラをボディでKO。フィリピンにはこういうタイプもいる。

https://twitter.com/i/status/1208535157302366211

カルロス・バルデラスVSレネ・テレス・ギロン

前座、リオ五輪で日本の成松に勝ったカルロス・バルデラス。彼こそ、テオフィモ・ロペスをホンジェラス代表に押しやり、アメリカ代表の座を手に入れた男だが、13勝7KO1敗のメキシカン、レネ・テレス・ギロンに大苦戦。3回に左フックでダウンを奪われ、10カウントギリギリで立ってよろける。普通ならストップだが、残り時間がないのと、無敗プロスペクトなのでレフリーが救った。ほぼ負けに等しい。4回は露骨なローブローで時間稼ぎ。その後は持ち直したが、7回あたりにまた左フックで大の字ダウン。また10カウントギリギリで立ったが今度はレフリーが続行を許さず、まさかのアップセット負け。

五輪代表は明暗をわけた。

みたところ、ハンサムなバルデラスはホルヘ・リナレス的な打たれ脆さがあり、レネ・テレス・ギロンはタフだった。
興味深い試合、レフリングだった。

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