近々ウェルター級のアンケートをするつもりで、クロフォードを抑えて一番人気となりそうなのがエロール・スペンスだが、スペンスは華のロンドン組といえどメダリストではない。上には上がいた・・・
インドにエロール・スペンスに対するリベンジに執念を燃やしている警察官の男がいます。
エロール・スペンスは今や23勝20KO無敗の世界王者だが、6年前、ロンドン五輪でインドのヴィガス・クリシャンに敗北を味わっています。ロンドン五輪2回戦でクリシャンはスペンスに対し勝利を宣言されましたが、スペンス側からのクレームで判定を覆されました。(マウスピースの吐き出しとホールディングをジャッジが見逃した)
その後、2人の人生は明暗を分けましたが、クリシャンは復讐の炎に燃えています。
年末にはゴールドコーストでプロになる予定のクリシャンはバッグにコモンウェルスゲームでとった銅メダルを詰めて、今やパウンドフォーパウンドの一人と言われる男を視野に入れ、静かにリベンジを誓っています。
クリシャン
「エロール・スペンスは私がプロになる上でのメインターゲットです。まずは12試合から15試合くらいは勝ち続け、それから彼と戦いたい。私はスペンスに勝つ、オリンピックでも勝っていたから、再び勝つだけです。」
最強レベルの強さをみせるスペンスにも上には上がいました。
カザフのセリク・サピエフなどは何度やっても雲の上。
そんなサピエフにもタイに天敵がいたりしました。
日本の川内あたりもスペンスに負けないレベルで戦っていました。
インドにはビジェンダ・シンなどもアマで活躍後プロになっています。バドゥ・ジャックなど足元にも及ばない選手であったようですが、プロで成功するかはわかりません。いや、インドでこれだけ有名ならもう十分なのかもしれません。
ヴィガス・クリシャンという選手も状況がどうかはわかりませんが、スペンスより若い26歳です。
それだけの才能がインドにおり、ライバルの活躍に刺激されない訳はありません。
険しい未来ですが、頑張って欲しいものです。
スペンスが普通に勝ちにみえるけどな。