続:ファン・マヌエル・マルケスVSティモシー・ブラッドリー

試合結果

ブラッドリー 2-1

マルケスの試合スタイルはいつも同じで勇敢なのでブラッドリーがどんな対応をするのか見ていた。
レジェンドを2連覇したことにはなるが相変わらずこれだと人気出ないわな。

序盤は勇敢に打ち合う姿も見せていたが、あとは守備重視。
マルケスが打ってきたら倍返しみたいな戦術で、その返しもあまり倒すような意図はなくただ見栄え重視。

待たれるとマルケスも打つ手なく得意のカウンターもハマらない。

結局有効打の差ではなく細かなパンチのわずかな的確性でブラッドリーの勝利となったが、気持ち的には引き分けか、倒す姿勢を最後までみせていたマルケスの勝利といいたい。

ブラッドリーはこれからもブーイングスターのまま、トップ戦線に残るのだろうが
見栄え重視で倒す意思なく12ラウンド最後まできれいな顔のままで立っていればブーイングの上勝利、
自ら攻めて本気の倒しあいを演じれば負けても人気が上がる。

そんな選手なんだなと実感。

それに比べ、勝敗無視で序盤から殴り合ってダメージ与え、白黒つけるパッキャオがやっぱり偉大だな。

リコンドーしかりブラッドリーしかり究極のメイウェザーしかり、自ら攻めることよりも攻めさせて倍返し、でも実はディフェンス重視なボクサーが結局勝ち残るのよね。クリチコもその類かも。

以下、過去文章

図らずもパッキャオに勝った同士の対戦、僕はどっちもパッキャオの勝ちに等しいとおもっているのですが。
しかし完全KOしたマルケスにケチはつけられません。
先にダウンを奪ったマルケスにパッキャオが怒りの逆襲、ダウンも奪い返されダメージも深刻、かなり追いつめられた末の究極の逆転の一撃だったようにみえました。あの状況であのパンチを狙っていたマルケス、恐ろしや~

ブラッドリーは完全に判定負けとみましたが、中盤から後半に両者決め手なくどっちにつけていいかわからないラウンドを全部ブラッドリーに入れちゃったからあんな採点になっちゃったのでしょう。彼も試合序盤でパッキャオに相当痛めつけられ勝ち目を削がれていました。
その後やりたくなかったであろうプロボドニコフ戦でボッコボコな目にあい、ここ2戦はえらくダメージが残る試合となった。

そんな2人をみるにつけ、パッキャオの偉大さを再確認するばかり・・・

さて、どっちも好きな選手で困ります。マニア仲間の間では期待もこめてかマルケス支持ばかりです。
ならば僕はマイノリティ、ブラッドリーとしておこう。

マルケスは唯一メイウェザーにだけ歯が立たず完敗しましたが(メイの体重超過にミソがつくが)、ブラッドリーはああいうメイスタイルのコピーができる能力があるとおもいます。

理由はただその一点だけです。
コピーしきれずマルケスのカウンター食ったら終わりでしょうが。

かなり不遇なブラッドリーがかわいそうなので僕は彼を応援するとします。

しかし両者のコメントみると
やっぱ、マルケスかっこいいなぁ。

ブラッドリー
「私は(マルケスが対戦してきた選手とは)種類が違うボクサー。私は勝ちにいく。負けは考えておらず、それが頭をかすめることもない。マルケスはリングで対峙した時、私が何をするかわからない。私の素早いアジャストは、まるで(フットボールの)クウォーターバックのようだと痛感するだろう」

マルケス
「プロボドニコフ(ロシア=前回のブラッドリーの相手)はストロングだ。誰もがそう信じているが、彼は常に前進するだけの選手だ。私はあらゆるものを駆使して戦う。前へも出て行くし、アウトボクシングもカウンターも狙うし、経験もある。ロシア人とはまったく違う。ブラッドリーはパッキアオ、プロボドニコフの過去2戦で経験を身につけたと思う。ベストのブラッドリーを待っている」 

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