
昨日行われたその他の試合。
ケル・ブルックvsビチェスラフ・センチェンコはビューティフルな試合です。
ケル・ブルックはプロスペクトでも取り上げた世界に最も近い逸材。
同国のカーンが格の違いを理由に逃げている選手です。普通にナイスボクサーです。
ビチェスラフ・センチェンコは試合少ない元王者です。日本の佐々木を明白に退けた正統派テクニシャン。
マリナッジに不覚をとりましたがレジェンドクラスのハットンの復帰を断ちました。
勢いは若きブルックですがセンチェンコも穴のない素晴らしい完成度
拮抗した技術戦を繰り広げました。体格差も技術差もほとんどない感じでとっても高度な熱戦です。
しかしスピードとパンチ力で上回ったブルックが4ラウンドノックアウト勝ち。
その前にセンチェンコのパンチがクリーンヒットして効いていたのでかなりエキサイティングでした。
セルジオ・マルチネスVSセルゲイ・ジンジルクのようでした。
ブルックは世界王者になれる力があるとおもいます。
ただなんとなくアレクサンダーの方がやや上かなぁ。
そして最近僕はキース・サーマンにハマっています。
パンチを食わないスタイルではないが、よく動き、詰めも鋭く、かなりワンダフルなボクシングをします。
ウェルターで一押しです。
ブルック、彼らを攻略できるかな?
その他
ピーター・クイリンvsガブリエル・ロサド
対抗王者ゴロフキンが倒せなかった(TKOだけど)ロサドをダウンさせましたが反撃も食っていた。
現状は
ゴロフキン>クイリン>マルチネス
だとおもいます。
ゴロフキンと違うタイプの強打者ですね。
デオンティ・ワイルダーVSニコライ・フィルサ
格下でしたがまた右で3度倒して30勝30KOです。
クリチコ王朝に飽き飽きした方
むかしのヘビー級はよかったと嘆いている方
デオンティ・ワイルダーだけはしっかり見ておこう。
いつも右ばっかりだけど節穴だらけの僕の見立では
この男はクリチコを破る
とおもいます。
今でしょ?いや来年くらいで・・・