ネクストウェルターセンセーション/ジャロン・エニスVSレイモンド・セラーノ

ウェルター級はトップ、有名どころ以外でも興味深い選手が多くいます。きっと多くいるでしょう。世界各地、一番人口が多いかもしれない階級なのだから。

評価の高い無敗ホープ、ジャロン・エニスは11月16日、フィラデルフィアの2300アリーナでレイモンド・セラーノ相手に10ラウンドの試合を予定している。

エニス(21勝19KO)は7月にShoBoxデビューし無敗のアルマンド・アルバレスを3ラウンドKOした。現在21歳のエニスには58勝3敗のアマチュア歴があり、2015年のゴールデングローブ王者です。フィラデルフィア出身のセラーノ(25勝10KO5敗)は厳しいテストマッチになりそうです。セラーノの5敗は強者ばかりで、その戦績を足すと89勝1敗1分になります。

これはフィラデルフィア出身同士の戦いです。エニスはオリンピック予選で、ゲイリー・アントワン・ラッセルに敗れ、米国代表の座を逃した。

エニス
「セラーノは世界王者という目標のためのステップです。集中しています。私の才能をShoBoxで披露します。」

29歳のセラーノは2007年プロ転向以来18連勝を飾った。3試合連続で無敗ホープと対戦することになります。2005年にはジュニア五輪、2006年にはペンシルバニア州のゴールデングローブで優勝した元ホープです。

セラーノ
「私は興奮しています。フィリー同士の戦いだ。(フィラデルフィア)新らしいトレーナーと私の経験が役に立つだろう。この試合に勝てばもっと大きな試合に繋がります。」

[st-card id=30667 ] [st-card id=28431 ]

ウェルター級でWBSSが開催されたら夢のようです。
トップ選手ではなく、クルーザー級2のように、トップランカー同士のサバイバルでもかまいません。

クロフォードとスペンスという2代巨頭
試合をしないキース・サーマン
その他、ダニー・ガルシアやショーン・ポーターなどのおなじみ
レジェンド マニー・パッキャオ

以外にも実はたくさんのタレントがいるだろう、ウェルター級、日本人世界王者が一人も出ていない最激戦区です。ロシア圏やヨーロッパなどから世界のトップアマもデビューしています。アマではスペンスやクロフォードを凌駕していた男たちです。

ジャロン・エニスは21歳、58勝3敗というアマチュアキャリアですが、ゲイリー・アントワン・ラッセルの壁に阻まれ五輪に出れず、すぐにプロに転向しました。、確認できるだけでラッセルに2敗しており、ラッセルさえいなければほぼ無敗のアマチュアレコードです。ラッセルにも2014年には勝っているのですが、2015年、五輪の大事な時に2連敗しているようです。

そんな、現フェザー級王者の弟、ゲイリー・アントワン・ラッセルはリオ五輪3回戦で金メダリストとなるファズリディン・ガイブナザロフに2-1で敗れたものの、実質勝ちのような内容だったそうです。金メダルを取り損ねた不運な男です。

年齢、アマチュアキャリア含め、まだまだこれから伸び盛りといえそうなエニスやラッセルこそ、もしかしたら、クロフォードやスペンスを脅かすウェルター級の次世代かもしれません。

これだけの実績のある21歳がこれだけのサバイバルをする。21勝19KO。それでもまだサバイバルはしばらく続くだろう。この厳しい環境をみるにつけ、日本だったら10戦以内で世界戦させそうなほどの天才ですので、やはりウェルター級なんて果てしなく遠いのだな。

ラッセル兄弟一体何人いるのかもわかりませんが、アントワンのニックネームがLASTなので一番下でいいのかな。

トップアマ信仰が強かった私ですが、このくらいでアマを飛び出してプロに転向した米国の若者の方が、プロでは強くなっちゃうのかもしれませんね。

ジャロン・エニスという名前には今後も注目です。

そして相手のレイモンド・セラーノ

知らない選手でしたが、本場は層が厚い。

http://boxrec.com/en/boxer/427002

最近は結果が出ていませんが、18連勝の元ホープ。負けた相手の戦績の合計が89勝1敗1分というのもすごいです。(当時で今は違いますが)

こういう選手も下克上を、チャンスを狙って諦めていないのですな。

この試合の前座には、アドレナリンが噴出しそうな

[st-card id=33950 ]

彼も出場するそうです。

亀田より強そうな亀田、亀田4男という印象ですが、どうでしょうか。

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ
にほんブログ村


ボクシングランキング

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
0
いいね
いいね
0
ハハハ
ハハハ
0
うーん
うーん
0
がっかり
がっかり
0
最低
最低
0
コメント一覧
  1. 村田のスパーリングパートナーをやってたマイク・ジョーンズなんて身長180㎝に
    普段の体重が80㎏位で、世界戦はウェルター級でやってたな~。

    0
    0
  2. boxrecのデータは鵜呑みにできませんが、見る限りではスーパーライト、ウェルター、スーパーウェルター辺りの階級人数が多いですよね。人数が多い分競争率も高いでしょうし熱い階級だと思います。上記の3階級を挟むようにミドルとフェザーの人数が同じくらいですね。ウェルターを中心にピラミッド型みたいな感じかでしょうか。ライトフライ、ミニマムあたりはガクッとプレイヤーが減ります。ウェルターの2000人ほどに対してライトフライは400人ほどですね。アマも加えるとまた変わってくるのでしょうけど。
    ちなみにバンダムからフェザーの身長は165-170くらいが平均値のようです。
    これらはトップ10ボクサーの平均値らしいので全体的にはその辺に収まると思います。
    The average heights of the top 10 boxers by classes:
    Welterweight (up to 147 pounds): 5’8 1/5 (173,2 cm)
    Junior welterweight (up to 140 pounds): 5’9 1/5 (175,67 cm)
    Lightweight (up to 135 pounds): 5’8 1/2 (174 cm)
    Junior lightweight (up to 130 pounds): 5’6 3/5 (169,2 cm)
    Featherweight (up to 126 pounds): 5’6 1/5 (168,2 cm)
    Junior featherweight (up to 122 pounds): 5’6 (167,6 cm)
    Bantamweight (up to 118 pounds): 5’5 3/5 (166,6 cm)

    0
    0
  3. 日本人というより、世界にはこのくらいの体重、体格が多くて競技人口も競争率も高そうだという意味です。

    0
    0
  4. 日本人の平均身長は172センチですから、ボクサーならバンタム~フェザーが適正階級ですよ
    ウェルターなら180くらいないと厳しいですし、体格の大きい人は他のスポーツに取られるんですよね

    0
    0
  5. 昨今の日本人は体格的にライトからウェルターあたり多いんでしょうけど、ボクシングにおいては
    プレイヤー人口が少なすぎますよね。日本では昔からボクシングは軽量級って感じですし、軽量級より上は他スポーツに靡く気がします。ボクシングが野球やサッカーみたいに人気スポーツであれば状況は変わってくるんでしょうけど、本場アメリカでさえ下火のボクシング人気ですので今後も厳しそうです。井上選手らの頑張りによってボクシング人気が沸騰することを願います。

    0
    0
  6. ウェルターはいくらでも強いのがいますね。
    ここに日本人が絡んでくればより一層楽しめるんですが、無理でしょうね〜。

    0
    0
コメントを残す

※相手に対し失礼だとおもわれるコメントは削除される場合がございます。

おすすめの記事