彼の本質を分かっているからね

9月がメイウェザーの最終戦という。
そしてパッキャオは手術で一年のブランク

そうなると最後の相手は誰になるのだろう。
どんな相手を選んでも規模でこの試合を越えることはない。

ファンも世論もパッキャオを応援する中、ブーイングに包まれたメイウェザーの偉大な勝利。

ロングレンジではメイウェザーのジャブや軽い右にポイントは譲るものの
パッキャオが距離を詰めて連打する度に期待を一心に込めたファンがほとんどだっただろう。

パッキャオをしてもパンチを当てさせないメイウェザー
どちらかといえばロープに詰めた時以外の方がパッキャオのパンチはまだ当たっていたようだ。

パッキャオのロープ際の連打はボディワークとブロックで凌いだメイウェザーだがほとんどが左回り、パッキャオの左から遠い方へとかわしていたようにおもう。
最大の武器である左ではなく、右フックを打って欲しいと願っていたがついに最後まで捉えることはなかった。
後に右肩を負傷していたとのことだがこれがなくても結果は同じだったとはおもうが。

メイウェザーを一番攻略できるとおもうのはゴロフキンだが、このマッチマップはありえない。
プロボドニコフに勝って駒を進めたマティセとの試合は大いに盛り上がるだろうが勝敗となると厳しい。
それは全勝のダニ―・ガルシアも同じ。
サウル・アルバレスとの再戦も興味がなくケル・ブルック、キース・サーマン、いずれもまだ役不足。

となると、これまた不足感は否めないがアミール・カーンということになるのかな?
クリス・アルジェリというやや組みやすそうな相手を選んだしここで負ける可能性もありえるが。

そして、自分はブーイングを浴びてでも、候補者の中ではカーンとの試合が一番見てみたい。

パッキャオを含む全ての選手が試みたように、メイウェザーに対しロープに詰めてガンガンラッシュというのが唯一正しい攻略法のように見えるが実はメイウェザーのロープ際のディフェンスほど鉄壁なものはない。あえて誘っているようなところがある。

アミール・カーンがもし挑戦権を得るのなら、徹底したアウトボクシングを注文したい。
打ち合ってメイウェザーを倒すことなど考えず、ただただロングレンジでハンドスピード勝負。

完全レコードのメイに比べ、3敗2KO負け、苦戦も多いカーンじゃ話にならないかもしれないが、カーンが負けるタイプはパンチャータイプか
調子にのって墓穴を掘るパターンだ。メイウェザーとはタイプが異なる。

デボン・アレクサンダーを完封したあのハンドスピードで常にリング中央で戦うカーン限定でお願いしたい。

口も災いのもと、しゃべるほど痛々しいカーンだが、ずっと対戦をアピールしてきたのも事実。
引退前にそろそろ実現というのも悪くない。

一応こうも言っているようだ。

「メイウェザーからもパッキャオからも話があり、今はどちらとも戦うことができる状況にいるんだ。
ただ、自分ではメイウェザーとやりたいと思っている。
彼の本質を分かっているからね」

ここまできたらとことんしゃべりまくってメイウェザーを挑発してみたらどうか?

「彼の本質を分かっているからね」

いいじゃないか。

確かにパッキャオのおかげで、メイウェザーがどんなメンタルでどうやって勝利をたぐりよせるのか、はっきりわかったような気がする。打たれないことが8で軽打のクリーンヒット2でポイントメイク、相手が元気なら最終回は逃げ切る。

手ごわい相手には大体こうだ。

カーン、まずはアルジェリに圧勝しないとな。

[youtube]https://youtu.be/tSDXzDURNlE[/youtube]

kn

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