ガルシアVSサーマン
観れたのが7ラウンドからだったので軽く触れるだけでもう一試合、比嘉のターゲットの方を残しておこうとおもいます。
ガルシアVSサーマン
どっちが勝つかといわれたら、左フック爆発しかないガルシアよりも、パワーファイトがダメならポイントゲームもできるサーマンだろうとおもっていたが、その通りの結果となった。ガルシアのパワーを警戒しサーマンがかなりデリケートに足を駆使した試合運びで、打ってはいても倒す意思のあるパンチではなくゲームをものにするごまかしのような感じだった。
対するガルシアは、パワー優位なのははっきりしたが、詰めきれず、サーマンを捉えることなく不発に終わった。
ファイターでもないのでやや中途半端だったかな。接戦だったが勝ちといえるところは何もなかった。
両者、致命的なパンチは回避し、接戦といえる内容で再戦は必至だが、ガルシアの場合、ダウンかKOしないと足のあるサーマンを攻略することはできないだろう。
ファン・エルナンデスVSナワポーン・ソールンビサイ
https://youtu.be/Tb0feXfoayY
ミニマム時代の井岡の対戦相手では才能を感じたエルナンデス。サイズが足りない気がしたが、その後フライ、Sフライに上げて15連勝。敵地タイで相手は36勝28KO無敗とパーフェクトなホープ、ナワポンではあったが、センスはエルナンデスの方があるとおもっていた。
そして、予想を上回る一方的なエルナンデスの完勝となった。
やはり、サイズは気になるが、いい選手だなぁ。足、スピード、キレ、この試合では申し分なかった。
井上尚弥のように階級あげて筋金が入ったか。
いい選手がみないなくなってしまったフライ級だが
井岡
ゾウ
エルナンデス
そして恐らくニエテス
と再び、4人の王者が揃いそうである。
比嘉の挑戦する王者の決定戦と言われ、やや美味しいなぁと感じていたが、この試合を見る限り、エルナンデスはかなり強い。比嘉の勝機はプレスをかけて相手を潰すスタイルしかないだろう。距離をとった技術戦ではエルナンデスの方が上手だ。
もともと比嘉はそういう選手だから心配はないが、ナワポンもそういうボクシングをしたかったはずだ。
エルナンデスのスピードとキレがそれを許さなかった。
倒す意思のあるパンチと確かな実力が備わっていればタイでも余裕で勝てるのだ。
両方足りない選手ばかりだからタイでの日本人の連敗が止まらない。
ややストップが早い気がしたが、タイだけですごい戦績を作ってきた無敗ホープの挫折に少しだけ溜飲が下がるおもいだ。
比嘉のボクシングは好きだが、キャリア構築がやや甘いので、ナワポーンと同じ目に合う可能性もあるのでは?