コメントしてくださるyuuさんからプロスペクト情報を聞きましたので調べてみました。
出自的にはとても気になる選手です。
カナト・イスラム
http://boxrec.com/boxer/628426
出自がとてもややこしい。
中国のアルタイ市というところの出身ですがここは
中華人民共和国新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州アルタイ地区に位置する県級市。漢族、カザフ族、ウイグル族、回族、モンゴル族など26民族が住む。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%B8%82
だそうです。
つまり、中国なのかカザフスタンなのか?
わかりません。
明らかに漢族の土地ではないんで限りなくカザフスタンなのが真実でしょうが
なまじ天然資源が豊富なだけに中国がただでは手放さない重要なシルクロードの拠点なのでしょう。
アマチュアボクシングでもGGGの活躍の影でカザフスタンが大躍進中です。
日本円で約35億を投資して、アルマトイに、ボクシング世界アカデミーを建設、今や世界一はキューバかカザフスタンかというくらいの強国です。
さて
カナト・イスラムですが、本名は哈那提·斯拉木(ハナティ・シラム)
北京五輪で銅メダル獲得後、国籍をカザフスタンへ移したそうです。
現在は渡米し、プロで20勝17KO無敗
WSBでもキャリアがあるんで、いつでもスタンバイOKでしょう。
顔は完全なモンゴル・アジア系、スタイルは頑丈、屈強なファイターボクサーで
ルスラン・プロボドニコフを上手くしたようなプロ向きなフッカー。
強打者にしてKO負けしなそうな頑丈さを感じます。
アマの主要な大会では銅が最高ですが総合的には村田より長くトップレベルを維持していた選手なので格上といえるのではないか?
ただ、WSBではデレブヤンチェンコなどに3度も敗れているんで、世界のベルトは厳しいか?
ジャック・クルカイやチャーロ兄弟とは勝ち負け、いい勝負になりそうです。
そんな複雑でいて興味深い、中国→カザフスタンのボクシング
ゴロフキンもたしか母親が韓国系だったっけな、アジアの血が脈々と流れております。
村田もVSカザフスタンには0勝4敗でボコボコにやられた経験があるそうです。
GGGばかりが有名ですが、当時はGGGより上?によきライバルがいました。
その名は
バフティヤル・アルタエフ
http://boxrec.com/media/index.php/Bakhtiyar_Artayev
英雄なので切手にもなってます。
GGGが銀だったアテネ五輪、ウェルター級金メダリスト
その後、今プロで活躍しているテゲールやブランコやララに惜敗もしてますが。
階級あげて村田諒太にも2連勝、圧倒的だったそうです。
たしか内容的には微妙でしたが、井上尚弥の五輪出場を阻んだのもカザフスタンの選手でした。
こちらは軽量級だから?プロにもなれないでいますが。
カザフスタン、恐るべし
そんなアルタエフとゴロフキンの対決、at15歳
https://youtu.be/vz8xUso-xhE
アルタエフが優勢かな。
先日書いた、セリク・サピエフはじめ、レジェンド級のアマチュアがたくさんいるカザフスタンですが
戦績をたどると一人の男が天敵となって君臨している。
その名は
マヌス・ブンジュモン(タイ)
カナト・イスラムにも、サピエフ(2戦2勝)にも勝っている。
ブヨブヨに太ってプロになりましたが、スペンスだ、チャーロだとか言ってる場合じゃないです。
もっと天才がタイにのっそりおりました。
最後、話題が逸れました。