
今週末はマニア向け、コアな試合があります。誰とでも戦う、試合数が多いという意味ではナバレッテはいいな
WBO世界Sフェザー級タイトルマッチ
エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)VS1位・チャーリー・スアレス(フィリピン)
デニス・ベリンチクに競り負けるもベリンチクはキーショーン・デービスに完敗、ナバレッテはライト級からSフェザーに出戻ってきました。かつては井上尚弥の対戦候補でもありましたが、遥か上の階級まで駆け上がっていきました。しかしどうやらライト級未満がナバレッテの限界のようで、ライト級には猛者がたくさんいます。
チャーリー・スアレスはフィリピンのトップアマチュアとして長くやっていたのでもう36歳です。しかし技術、経験は一流です。
パッキャオ、ドネア、はたまたドニー・ニエテスのような名王者になれるかベテランの新人スアレス、注目です。
IBF世界ライト級暫定王座決定戦 12回戦
4位・レイモンド・ムラタラ(米国) VS2位・ザウル・アブドゥラエフ(ロシア)
レイモンド・ムラタラというのは私がこのサイトで推してきたプロスペクトです。アマでは3度ライアン・ガルシアに勝っているとのことですが、世界的な記録は聞いたことがありません。トップランク傘下に入り、やや温室栽培でしたが、ようやく暫定世界戦まで漕ぎつけました。
テビン・ファーマーにギリギリ勝利というのはウィリアム・セペタと同じくらいなので実力もあのあたりかな、セペダは次にシャクール・スティーブンソンと戦うそうです。最激戦区のライト級で頭角を表せるかどうか・・・
ザウル・アブドゥラエフというのはロシアの無敗プロスペクトでしたが、デビン・ヘイニーに何も出来ずに完敗したので見限っていましたが、その後はホルヘ・リナレスへの勝利も含めて9戦全勝です。何か覚醒したのかもしれません。
判定ですとムラタラが勝ちそうですが、アブドゥラエフが化けていたら逆の結果もありそうです。よりハイレベルにサバイバル、苦労してきたのはアブドゥラエフの方です。
どちらの階級も日本人がギリギリ絡んでいけるか、日本にとっては重量級ともいえる激戦区ですので、その世界のレベルを感じとりたい。