西岡が切り開いた本当の世界への扉、そこへいつ飛び出してもはずかしくないのが内山、山中、長谷川、そして夢のスタートをきった村田や井上、井上の先輩八重樫だってどこでも誰とでもやる覚悟はありそうだ。
ジムの方針、実績からして先日メキシコで見事王座を防衛した三浦の所属する帝拳ジム、実質ここが日本から世界への窓口であるようだ。
その帝拳ジムで最も輝いているのが山中慎介。
西岡の引退を悲しむひまもなく本格派王者として輝きを増している山中、今後どのような道へと進むのだろう?
王座の戴冠はドネアの抜けた隙間、クリスチャン・エスキベルは上位ランカーだが王者の器ではなく圧倒・・・
しかしながら仕留めにいって逆に倒されたり試合のピークで停電中断があったりで100点の出来とはいいがたかったが、そこからの防衛戦は見事なもので王者となった今自信と確かな成長は増すばかり。
おもえば日本タイトル防衛戦で岩佐と競っていたのが遠い昔と感じるくらい貫禄がついてきた。
ランカーに強いのはいるとはおもうがイマイチ無名ばかり・・・WBAスーパー王者のモレノくらいしか楽しみな相手がいない状況だがこの男にはまずWBAを掃除してからにして欲しい。その他2人の日本人がいるが山中とガチでやるとは到底おもえず、妄想で一番楽しみであったレオ・サンタクルスは階級を上げ2冠・・・
今後山中はどこで?誰と戦うのがふさわしいのだろう?
内山のように日本で未知の海外ランカーを呼んでというのでは食い足りない。山中には是非早急に西岡の歩んだ道を突き進んでいただきたいのだ。
が、バンタムでは相手がいない、マニア的にはアクベコや無敗のホープなんてのも楽しめるがダルチニアンやツニャカオに勝った今、もう国内卒業でいいほどの実力者であろう。
体格もパンチも十分上の階級で通用するのだからSバンタムに進出する方がエキサイティングなのかもしれない。
VSリコンドーは微妙だがVSサンタクルス、見てみたいなぁ。
接近戦、手数、体力、サンタクルスが上、体格、互角・・・
遠距離、カウンター、破壊力は山中が上だろう・・・
テクニックはアマの実績もすごいサンタクルスが上かな・・・
ただ山中の方が美しく本格派なスケールの大きなボクサーにおもえて仕方ない。
しかしここもチャンスを伺う長谷川がいるからまだ先の話となるのかな。
無敗といえど2度の引き分けがあり、歩んだ道のりはスローペースだった山中。
粟生や下田の方がよっぽど表舞台で目だっていた。
いつ、どんなきっかけで何がそんなに変わったのか知りませんが、見てても惚れ惚れしてしまう山中の活躍を期待せずにはいられない。
本場の醍醐味を日本の民放で是非お披露目ください。
あとは挫折あれどキャリアを積んできた大場や停滞感のある岩佐の世界挑戦もいつか見てみたい。
しかし階級を変えないかぎり?いきなりスーパー王者のモレノか山中しか今のバンタムに挑戦のチャンスなし???
何をモチベーションにがんばればいいのか、歯がゆいでしょうね。