英雄の条件/シャクール・スティーブンソン

俺はスパーリングで支配されるようなことはないんだ。

https://www.youtube.com/watch?v=YtzJE029zW4

WBOフェザー級王者で、コロナウィルスのパンデミック後に最初に復帰したシャクール・スティーブンソンはレオ・サンタ・クルスかライアン・ガルシアと戦いたいと考えている。

最近のインタビューで、サンタ・クルスはシャクールと戦いたいと軽く述べたが本気とはおもえなかった。

シャクールにとっては両者との対戦がフロイド・メイウェザーVSオスカー・デラ・ホーヤのようなファイトになり、一夜にして自身をスーパースターに変えるだろうと言う。

スティーブンソン
「出来るなら明日にでもサンタ・クルスと戦いたい。どうか俺のラブコールに応えて欲しい。俺が彼の名前を出したことを彼は無視しようとしている。将来戦いたいとインタビューで言ってたけど、はっきりいって本当は戦いたくないようだ。TwitterとInstagramで俺は声明を出した。出来ることはやった。全てはレオ次第だ。

サンタ・クルスが無理なら、オスカー・バルデスと戦いたい。スーパーフェザー級にはモチベーションが上がる名前が何人かいる。でもそれも難しいかもしれないね。彼も俺と戦いたいようにはおもえない。

バルデスはフェザー級で俺と戦う義務があった。それを避けて王座を返上したんだ。そして、ミゲル・ベルチェルトと戦いたいと言っている。俺との戦いを望んでいるようにはおもえない。」

レオ・サンタ・クルスはジャーボンティー・デービスとの試合を求めており、多くのファンはそこでサンタ・クルスは破壊されるだろうとおもっている。つまり、シャクールの願いは叶わない、デービスに負けたサンタ・クルスに勝っても評価は得られない。

スティーブンソン
「出来るだけ早く自分を売り込むためには、ライアン・ガルシアという相手もいる。彼はファンが多いからね。フロイドVSデラホーヤみたいな試合になるだろう。フロイドがデラホーヤにやったよりももっと圧倒してみせるよ。俺はスーパースターになり、ライアンが傷つくこともない。(デラホーヤの人気は落ちなかったから)彼が人気者だからやりたいだけさ。」

両者にはサイズの違いが顕著だが、メイウェザーとデラホーヤもそうだった。ライアンのプロモーターがこの試合を承諾するとはおもえない。

スティーブンソン
「レオはジャーボンティと戦うらしいが、ライト級でも苦労しているジャーボンティーがスーパーフェザー級に落とせるかわからない。もちろん、試合が実現したらジャーボンティーがレオを倒すだろう。

ライアンは次にアブナー・マレスと戦う噂があるよね、でもマレスはいつ戦ったっていうんだ?網膜剥離で2年もブランクを空けていきなり若くて大きなライアンとやっても通用しないよ。

ライアン・ガルシアにとっての脅威はデビン・ヘイニーさ。彼はアマチュア時代よりもずっと賢くなっている。レオ・サンタ・クルスとジャーボンティの試合はミスマッチさ。俺の方が合っている。

個人的には俺を除けば、ロマチェンコこそナンバーワンさ。

その次にジャーボンティかテオフィモ・ロペス、デビン・ヘイニー、その次がライアン・ガルシアさ。いつかロマチェンコと俺が戦う時が来る。その時、俺が偉大なファイターを打ち負かした最初の男になるんだ。サリドに負けたのはカウント出来ないよ。経験不足だったんだ。俺が最初の男になるんだ。

ロマチェンコとスパーリングしたことがある。まだプロ5戦目くらいの時だ。その時彼は俺を気に入ってくれてキャンプの間ずっと使ってくれた。スパーリングもたくさんやった。普通の相手じゃロマチェンコのスパーリング相手も務まらない、ロマチェンコはとても競争心があるからね。彼は俺を打ち負かしたがっていたけど出来なかったよ。

手ごわい相手だからキャンプの間ずっと俺はノーギャラで相手をしたけど週が明けるとギャラを払ってくれたよ。俺はスパーリングで支配されるようなことはないんだ。

これで十分だとは決して言わないスタッフのおかげでモチベーションを高めていくことが出来ている。毎回、何か違うことをしたいとおもわせてくれる。多くの人々が間違っていることを証明したいね。」

ルー・ディベラ
「シャクールがスーパーフェザー級に留まるかどうかはあまり重要な事ではない。彼は非常に才能があるファイターだがパワーパンチャーではない。いずれパワー負けする時が来るかもしれないが、シャクールは負けることは滅多にないだろう。彼は非常に熟練したボクサーであり、メイウェザーとの比較が話題になっているが、やめてくれ。

先日の試合で言いたいことがあるとすれば大げさな話に耳を傾けなければならなかったことくらいだ。しかしシャクールが良いファイターであることは間違いない。」

メイウェザーとシャクールを比較しているのは、プロモーターのボブ・アラムくらいで、彼はむしろテレンス・クロフォードやアンドレ・ウォードのような戦い方をする。

しかし今のところシャクールはウォードがビッグパンチャー相手にみせていたようなクリンチやレスリングをしない。ウォードにはグラップリングのようなずる賢さがあったが、願わくばシャクールはレスリングを始めない事を願う。

https://www.youtube.com/watch?v=e81bup2ffJc

本当はこの記事ではなく、ロマチェンコとの統一戦が予定されているテオフィモ・ロペスについて触れたかったのだが元記事を探す気力が失せた。

現在、テオフィモ・ロペスの体重は、ミドル級、スーパーウェルター級くらいあり、凄まじい太マッチョな身体から強打をサンドバッグに叩き込んでいた。これが、ロペスやジャーボンティー・デービスのパワーの源かもしれない。普段はとてつもなく太い。ロマチェンコでもこれを食ったらやばいというような記事だった。

対するシャクール・スティーブンソンは線が細く決してパワーパンチャーではないが、まだ若く身長もそこそこ高く、どんな完成形になるのか計り知れないが、こういうタイプの方が得てして負けにくい。長持ちする。

ソウル銅から無敗のキングとなったメイウェザーに負けない軌跡を今は辿っている。

最近、大口を叩きすぎなアメリカの若手に飽きつつあるが、案外本命はこの男、シャクール・スティーブンソンかもしれない。

ディフェンスに長けており、そこだけは若手の誰よりも優れている。井上尚哉より優れている。少なくとも、レオ・サンタ・クルスやアブナー・マレス、オスカー・バルデスらのファイトは過去のものと言わしめるくらいの説得力はある。

それだけでスーパースターになれるわけじゃないけれど。

レオ・サンタ・クルスは過去のつけで、記録だけは偉大なもんだから、みんなからターゲットにされている。ジャーボンティーが終活か。

ゲイリー・ラッセルJr・・・

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