3月12日に対戦するマニアにはたまらない好カード。ジンジルクはSウェルターの王者ですがこの試合はミドル級で行われます。
WBO/Inter-Continental/J・ミドル級王者
第43代EBU欧州J・ミドル級王者
第8代WBO世界J・ミドル級王者
セルゲイ・ジンジラク(ウクライナ)
Sergei Dzindziruk
37戦37勝(23KO)
http://box-p4p.com/tube/boxing-videos/sergei-dzindziruk
WBO/Latino/ウェルター級王者
亜(FAB)/ウェルター級王者
IBO世界S・ウェルター級王者
WBC/Latino/S・ウェルター級王者
暫定~第42代WBC世界S・ウェルター級王者
第30代WBC世界ミドル級王者
第19代WBO世界ミドル級王者
セルヒオ・ガブリエル・マルチネス(亜)
Sergio Gabriel Martinez
50戦46勝(25KO)2敗2分
http://box-p4p.com/tube/boxing-videos/sergio-martinez
スーパーな試合でP4Pの声も聞かれ始めるマルチネス、ミドルでウィンキー・ライトも下した怪物ポール・ウィリアムスを下した試合は昨年の年間最高KOでボクシングの歴史に残るミラクルパンチでした。Lヘビーでもいけそうなケリー・パブリックも技巧で攻略しました。以前はクールなテクニシャンぶりが目立ちましたが最近の試合では大きな相手にかかんに打ち合って抜群の当て勘、しかもパワーをのせているので迫力満点です。歴史に残る、P4Pを意識したスタイルに変貌をとげています。年齢はピークだがボクシングが若いので最近益々進化、成長を続けているようです。結果だけでなく内容もルックスも性格もナイスな現代最高峰のボクサーでしょう。
方やジンジラクは結果はパーフェクト。全階級でも一番冷静で自分のスタイルを決して変えない。大振りは一切しない。右ジャブを軸にいやというほどコツコツペースを作りブロッキングも堅牢で隙のない試合でペースを絶対譲りません。試合中ピンチやトラブルはみたことがありません。
ジンジラクが今まで試合少なく、アメリカ進出したばかりなので未知数な点があり、マルチネスの試合ぶりが派手なのでこの試合のオッズはマルチネス有利だろう。大きな相手ばかりと戦ってきたマルチネスにとってもジンジラクは久しぶりの同格の体格の選手でパワー差もあるような気がします。
予想としては毎度、不利な方を応援したくなる性なのでジンジラクとします。
マルチネスの華麗で派手な動きにほんろうされず地味に試合を組み立てて判定決着・・・これがジンジラク勝利の方程式でしょうか。
しかし本音をいえば本来マルチネスはスーパーテクニシャンです。より才能を感じさせスピードもパワーもジンジラクよりあるような気がします。そしてビッグマッチの経験も上。
KOでマルチネス
判定でジンジラク
というのが妥当な見方かな。
マルチネスがいいところを見せようとガンガン攻めるのか、またはインテリジェンスを発揮して長丁場を想定し技術戦に挑むのか、そこが展開の妙といえそうです。
ジンジラクにとってもいままでのおとなしいボクシングで攻略できる相手ではないだろう。彼にとっては過去最強の敵である。
しかしなんともバディ・マックガートをトレーナーにしているジンジラクの姿勢、コメントが非常に賢く、この試合もそのインテリジェンスで涼しくクリアしてしまうんではという気分にさせられてしまいます。この試合に勝てば彼の評価、ファイトマネーは一変するでしょう。
蓋を開けたら意外や差のある試合となるかもしれませんが予想の難しい試合です。
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