昨日行われたWBCスーパーウェルター級タイトル。メキシコナンバーワンホープサウル・アルバレスがシルバーから正規王者になりました。
相手はリッキー・ハットンの弟で立派な戦績でしたが兄貴同様タフガイでしたが技術スピードと若き俊才アルバレスの敵ではなく、かなりボコボコにされてしまいました。
海外サイトに情報求めていくと好きな軽量級は少なく今やたらこのアルバレスの話題、記事で持ち切りです。
世界ボクシング基準にのっとって日本のゆうちゃん、遼君的存在感なのでしょう。いつもデラホーヤがくっついていたりします。
しかし若干20歳にしてそのボクシングは完成されており、分厚い肉体から繰り広げる高速ブロー、重そうなコンビネーションは超本格派。
伝説のチャベスをほうふつとさせます。チャベスJrよりチャベス的で強く見えます。
若くて上手いだけじゃなく重厚なのが頼もしい限りです。
http://box-p4p.com/tube/boxing-videos/saul-alvarez
愛称のカネロというのは犬の名前とかでよくあるみたいでシナモンとか赤茶色みたいな意味のようです。
髪の毛を赤茶に染めているからそう呼ばれているんでしょうか。
しかし昨日の試合は技術差があったゆえ、やや強引にねじ伏せてやろう的な打ち合いで勝ちはゆるぎないものでしたがああいうややガッティ的なボクシングは強打が来ると見えるがゆえ相手も耐えることができる、耐久力、我慢比べのような傾向になる気がします。
若くスピードもパワーもあるので自信満々ですが切れのあるパンチで効かされる心配もちらほら見えました。
実際マシュー・ハットンにその切れはなかったですがタフネスで苦労したとはおもいます。
この手合いのメキシコホープは昔コットとともに注目されたボハトという選手を連想させます。
もはや正規世界王者だし人気、後押しも絶大なので心配ないですが歴史に残るグレートになるのか一発の敗戦で急激に消耗してしまうかまだまだ未知ではあるなとおもいます。
しかしこの若さで重厚なボクシング、中量級のナンバーワンホープであることは間違いないです。
兄貴より強いけど兄貴にアンラッキーな不覚をとった石田が挑戦したりしたら面白いですが・・・
あと昨日は山中VS岩佐一色でしたが
ザブ・ジュダーが世界王者に返り咲き(素晴らしい内容で)
ポンセが新鋭のブローナーに負けたりと
世界ではこっちの方が重大ニュースでしょうな。
後ほどじっくり映像確認したいです。