セコンドが効いちゃった

ざっと観戦してみました。
山中は調子がよさそうだし、両者、戦前予想と変わらぬ想定内の動き。

1R

山中がキレのあるジャブで牽制するもネリも応戦
コンビをみせたネリが印象的

ネリ10-9

2R

ネリのビッグパンチも印象的だがラウンド全般でみると山中のジャブと
左ボディストレートが上回っている

山中10-9

3R

ネリの大振りに迫力があるが、左ストやボディ、ジャブなど的確性は山中
反応の遅れ等々いわれている山中だが今日のコンディションは最高にみえる

山中10-9

4R

ネリのおもいきり踏み込んだ左が火を噴いて山中が防戦に。
勢いあるネリの攻撃にタジタジだがスリッピングアウェイなどでダメージは最小限に留めている。
しかし勢いを抑えるのに精いっぱいでフラフラにみえるのでセコンドがギブアップ

山中の敗戦は悪夢でしか予想していなかったが、ネリがこういう選手であることは想定内。
荒っぽくも強引に伸びるパンチを連打で打ってくるのだ。だから前半KOが多い。

これも想定内で、山中の言葉通り、大丈夫だっただろう。
このラウンドにダウンしても大丈夫だったろう。

予想通りのネリ、若さの強襲をしのぎきれず屈した形だが
ネリはこういう選手で後半落ちてくるんだ。

スタンディングダウンがあれば違った展開だったろうが、山中本人よりセコンドが効いてしまったのだ。
TV観戦よりも死角でセコンドには山中が直撃被弾しているように見えたのも事実とおもう。
まだ微妙に時間も残っていたからもう耐えられなかったんだろう。

若いので回復してたかもだが4ラウンドに入るまではネリのダメージが上だったとおもう。
3ラウンドの左ストやボディストはイイ感じ、ジャブもいい感じだった。

再戦すれば勝てる相手だし
正直自分はネリや山中よりラウシー・ウォーレンやライアン・バーネットの方が強いとおもっている。
そしてもちろん井上尚弥はそれ以上だと。

山中の言葉通り、セコンドを心配させてしまった打たれ方であり
山中本人よりセコンドがネリ陣営に負けた結末におもう。

本田会長が何と言ったのか、はっきり知りませんが、今回は会長の言葉に共感します。
願わくば前半、中盤のネリの勢い、迫力をもう少し封じておきたかったですね。

残念だが、ベテランが若手の勢いにのみこまれる、想定内の結果となってしまいました。

これは悔しいな。

https://youtu.be/qq8IEAEy96E

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コメント一覧
  1. 止めたのがレフェリーなら、パンチのクリーンヒットを見てない云々の議論があるでしょうが、キモは止めたのが山中をよく知るセコンドだということでしょう
    グロッキーにはなってないですが、神の左を踏ん張る足が残ってないネリの伸びるパンチを外しきる手段がない、勝ち目がないのだから踏ん張りが効かなくなりいざ打ち込まれる前に助けるのは問題ないかと ウォルタース等と同じですね
    会長の後半作戦やスリッピングアウェー等はなにいってるんだって感じです

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  2. なんか釈然としない結末だったので
    再起、ダイレクトリマッチな流れもあるなとおもいますが

    ネリが実際どの程度強いのか、気になります。
    他の選手と防衛戦をやってみては?骨のある選手と。

    見事な4回でしたが、山中の左もジャブも食う、格好の展開だったなと悔やまれます。

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  3. 超一流リゴンドーだったら、捌いてことごとくカウンター決めるんだろうなって妄想しちゃいますよね。

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  4. クッパさんも言っているように、頭と体にズレが生じてるんじゃないですかね。
    パンチを避け損なうところもそうだし、
    本当はダメージが有るのに無いように感じたりだとかあるかもしれません。

    下手に続けると長生きできない事になるかもしれない。
    もう十分やったと思うけどな。

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  5. lavlaxさん

    この議論は不毛なので個々の感想でいいかとおもいます。
    皆評論家と化し、過去の事故を取り上げてまで持論を展開していますが
    レフリーがまだ止めるタイミングではないと判断しており
    タオル投入のストップに驚いているくらいにみえます。

    日本タイトルくらいの試合なら早いストップもやむなしとおもいますが
    記録のかかった世界戦ですから健康管理も万全であったはずです。

    結果は仕方ないですが、悔やまれるのは
    ネリが強襲も含め想定内のボクシングであったし、山中のジャブも左も当たる
    かみ合う相手だっただけに

    あの程度の強襲は織り込み済みで対策して当然とおもっていましたが
    セコンドが慌ててしまった事ですね。

    また、山中はアップライトで硬い選手なのに
    スリッピングアウェイが上手いという
    わかりにくさや捌き方がバタバタしているので
    見栄えが悪かったところかな。

    山中も内山もあまりクリンチとか露骨な逃げをしないので
    強襲された時にバタつく、ここが下手というのはあったかなとおもいます。
    強打者特有の欠点でしょうか・・・

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  6. ストップの是非に関しては世代論的になっていますね。
     個人的にはあのタイミングでのタオル投入は早すぎるではなく、あり得ないが正直なところです。
    1”45くらいに足が絡まって山中がバランスを崩した辺りからネリの攻勢が始まってますが、パンチよりパワーで押している感じで、山中に態勢を整える暇を与えなかったことで見栄え的には大ピンチの体ではありましたが。
    しかしながら、パンチ自体はほぼスリッピングアウェーで殺しているように見えました。
    でなければフラッシュ的にでも山中はダウンしていたはず。
    恐らくネリとしてもパンチの手応えは無かったのではないかと思われ、ストップされた際はネリ自身も驚いたのでは。
    タオルを投げ入れた側の立場からの意見が多い様ですが、もしこれらの意見者が山中の立場であったら納得できるんですかね。
    少なくとも山中は「何でだ」と叫んでいたように見えました
    ところで、もはやリナレスもやらなくなったスリッピングアウェーは、ディフェンスとしては見栄えが悪すぎ、パンチの威力は軽減できても恐らく採点上はクリーンヒットとみなされるであろう苦肉の技術でしかない気がします。

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  7. ネリもベルチェルも想定内でしたが
    セコンドが想定外だったのか対策不足だったかの
    どちらかでしょう。

    結果で申しわけないけど
    セコンドワークの完敗におもえて仕方ない。

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  8. 井上尚弥がバンタム級に上げた時どの団体を狙うか興味深いです。知名度は低いかも知れないですけど割と本物が揃った感があります、バンタム級

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  9. ストップは早目ではあるが許容範囲内だと思いました。確かにモロにはもらってませんがこんなにバランス崩すボクサーだったかなと。山中のコメントと動きを見ると頭と体にギャップがあるのかなぁと感じています。
    再戦すれば勝つ可能性もあるけど、年齢的な問題から時間がたつほど不利になりそうですね。

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  10. バンタム級はなぜか穴階級 Sバンタムは超人的な瞬発力を持つリゴンドー 
    フェザーにあげたけど、センスのかたまり フランプトン、鍛え上げたスタイルを持つクイッグと実力者がいつもいる。
    バンタムは近年、タピア、ドナイレ、モンティエルがいた時期もあるけど、みんな階級を上げてきた選手。生粋のバンタムの実力者がやはり少ない。黄金のバンタムといわれた時代が懐かしい。

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  11. ティファナに行くのも厭わないと豪語してますが、ダイレクトリマッチは勘弁してほしい。

    これ以上世界のボクシングの停滞を招くことは遠慮願いたい。

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  12. うぃさん

    アマの結果をみれば必然かと。
    世界各国に逸材はいるが、プロ需要があるか、稼げるのか
    などの問題が色々あって、そこが日本が活躍できる理由なのでしょう。

    メキシコも今はカネロが主人公ですね。

    キューバなどには強いのがわんさかいるはずです。

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  13. 中南米の選手がぱっとしない。ネリーは全勝でチャンピオンになったけど、モラレス、バレラはもちろん、マレスあたりにもなれそうもない。まだメキシコはプエルトリコよりマシだけど。軽量級もロシア中心のヨーロッパ勢が支配するかな。

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  14. しかし攻撃は最大の防御というか、三浦もそうでしたがプレスを掛けるときに殺意が手段ではなく目的になってるというか、そういうパンクなボクサーといなくなってしまうのはエンタメとしては損失なのかもしれませんね
    山中効かされた後に左を出しながら朽ち果てました 三浦の時は解説のロイが自身の攻撃力に対する絶対の信仰が有る限り闘志は萎えないと言ってましたがまさにそれでしょう
    山中のクリンチにいかない姿勢はボクシングのエンタメ性に対する姿勢としては敬意を評します 他の日本人の効かされた後にクリンチにいきたかったが全く練習してないために出来なかった、みたいなのとは一線を画するかと
    そもそもクリンチって効かされた後にする技術じゃないですしね

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  15. 自分は山中単体にはそこまで拘りはないですが、井上の増量に際していい練習相手になると思っていたのでそこが残念ですね
    このままだとバーネット以外にはソリスくりいしかいい選手がおらず、かつそのバーネットには井上は勝てないと思ってるのでどういうキャリアを積むのか…

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  16. 一瞬のマ夏さん

    結局、超一流の選手は
    若さや勢い、怖いもの知らず、超絶スピード、かなりの才能

    がある選手がガーっと来た時の対処

    がどうなんだろう

    というのがあり、そこが多くの日本人ボクサー

    いくら岩佐や和気や小原などが世界に近いと言われても
    世界レベルのそういう勢いを凌げる強さがあるとおもえないし
    ガーっとやられてしまうパターンが多いですよね。
    日本でテクニシャンといっても被弾しますね。

    格下とやって再起とか再挑戦とかも多く・・・

    一流はそのへんも盤石な気がします。
    ごく一部ですが。

    山中や内山にもそこに不安はありました。

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  17. 結局、1対1で行うスポーツは自分の領域というか得意な形に引き込めた方が勝率が高くなるという事ですね。よくあるパターンの一つですが戦前、今までにない位調子が良いというのには本当なのでしょうが、そこに綻びが出て序盤、左も当たるが相手も当たる距離にいってしまったのかな。
    個人的には相手が大した事ないと1Rで思ったので、ホントしょうもない内容と結果でした。
    紙の左とかいってるアンチの人達にほら見た事かとボロクソにいわれるのが本当に情けないです。
    しかし山中、効いてないかもですが、無駄に貰いすぎでした。

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  18. 富士山さん

    ライブでは4ラウンドから見たので
    序盤から劣勢で効かされてずっとこんな状況だから
    セコンドが止めたんだろうな。

    酒に酔って疲れてたんで、試合は明日みようと寝込んでしまいました。
    全然そういう展開じゃなかったんですね。

    スタンディングダウンがあればねぇ。

    レリVSバルテレミではスタンディングダウンがありそこから流れが変わってしまいましたが・・・

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  19. ですね。その通りですね。
    1回もダウンしてないですもん。

    もしこのまま引退だと、井上のバンタム挑戦には調度いいお膳立てになってしまいます。

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