また逢う日まで/パンデミック後の世界

また逢う日まで逢える時まで
その時心は何かを話すだろう

ボクシングファンにとって辛い時間が続いている。
コロナウィルスがもたらした被害は深刻かつ今後も続くだろう。

ボクシングだけでなく、全てのスポーツ、その他あらゆる活動の欠如は恐ろしく退屈で厄介だ。願わくば一刻も早く延期された戦いが復活し、数週間ノンストップでビッグマッチが続くようになって欲しいものだ。

今はただビール片手に過去の偉大な試合を振り返ることくらいしかできないが、再開すれば大きな変化が訪れる可能性が高い。

プロモーターのボブ・アラムは、ボクシングのペイパービューの価格を下げることを表明している。ファンはかつてのようにペイパービューにお金を投じる余裕がない。コンテンツの品質を向上させる必要もある。長いレイオフ、給与のカットなど不都合な現実も立ちはだかる。

そのような状況で、ファンは誰の、どんな試合を待望しているのだろうか。

P4Pキングに君臨するカネロが観たいファンは多い。メキシコのスターが今年後半にゴロフキンとのトリロジーを戦うことを多くのファンが望んでいる。

ヘビー級のタイソン・フューリーとデオンティ・ワイルダーの決着戦、またはアンソニー・ジョシュアとの戦い、彼ら両方にフューリーが再び魔法をかけるのかどうかも待ちきれないだろう。

生きる伝説のマニー・パッキャオは次に誰と戦うのだろうか?
ワシル・ロマチェンコ、テレンス・クロフォード、エロール・スペンスらマスターボクサーのトリオはどうだろう。

ボクシングのリアルファイトが消えてからまだ数週間しか経っていないが、それよりずっと長く感じられる。ファイターが集中しトレーニングを続け、モチベーションを維持し続けるのは大変だろう。いつ再開するかわからない時のために準備するのはどれほど困難なことだろう?彼ら全員が贅沢なプライベートジムを持っているわけではない。過去のボクサーにこんな前例はない。

何よりも、全世界、地球全体にとって前例のないこの危機的時間を、我々のヒーローが安全で健康に過ごすことを願おう。

個人的には

井上尚弥VSジョン・リエル・カシメロの次の相手

テレンス・クロフォードVSエロール・スペンス

だが、どちらの試合も今年の実現は無理だろう。

今年は1試合できるかゼロで終わるか
ボクシング、いや我々全ての経済、存亡の危機だ。

このまま続けば、ボクシングは、人生はどうなってしまうのだろう?
なるようにしかならない。

ロックダウンが終わってもボクシングはもちろん、社会の全てが見直し、変化を余儀なくされる。
人々の意識、行動は恐らく元には戻らない。

また逢う日まで逢える時まで
その時心は何かを話すだろう

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