内山・金子・三浦など

年の瀬、色々あわただしくってなんとか小さなTVで観戦するのがせいいっぱいでした。

三浦VSハルドン

2ラウンドからだったけど1ラウンド放映されてました?見逃した?
いきなりハルドンがヘロヘロになってました。

三浦は自信つけたなぁ。

昔は今よりアップライトスタイルで左のボンバーだけな手数少ない歯がゆいボクサーでしたが、強打のファイターボクサーに変身しました。内山戦がかなりいい経験となったのかしら。
序盤から相手をヘロヘロにしてしまう強打と圧力、いいですね。
ハルドンもトンプソンもメキシコ国内では経験してない、もう三浦を恐れているような感じが伝わってきました。

ガマリエル・ディアスを破壊した同士、ハルドンの若さ、勢いも相当だとおもってましたが初回ではやくも三浦の強打に恐れを抱いてしまった感じ。手は出すものの、ボディは効いて、腰が引け三浦を脅かすほどではなくなっていた。

レフリーが露骨にハルドン贔屓でしたがスリップはほぼダウンだろう。トドメ刺すだけのラウンドが続きました。
三浦は左を活かす右も強く、ロープにつめるたびエンディングを感じさせるパンチャーぶりでした。
以前より上体を低くしボディーワークでパンチをはずす技術も向上していました。
初回で勝てると確信したようですが、こういう展開だと相手のパンチも効きません。

骨のある相手に連続防衛でさらに強くなるでしょう。

しかし相変わらずチャンスで仕留めるのが下手だ。
強打を当てたいという気持ちが出すぎて単発、雑なボクシングになります。
コンビネーションで参ったさせる爆発をすればレフリーが割って入るでしょう。

しかしハルドンがもう世界王座は無理だとおもわせるほどに打ちのめしました。2013年度MVPじゃないでしょうか?
三浦の試合は楽しいですね、小堀や矢代に負けたから今がある。こんな王者になるとは予想できなかったなぁ。

内山VS金子

おもった通り、金子は強かった。Sフェザーにしては背も高く、内山よりリーチがある。すばらしい骨格とバランスだ。
この試合は内山応援しつつも両者次につながる試合を望んでいましたがそういう試合になりました。

内山対策でいいなとおもったのは下がらなかったこと。内山が下がり金子が前に出る展開に終始。
だからこそパンチにも耐えられたし内山がヘッドハンターになってしまいいつもの強烈なボディが出せなかったのだろう。

しかし手数が足りなかったかな。テクニックある内山にポイントはもっていかれました。

内山の不安なところ、やっぱりな強さ、両面が出ました。
普通のボクシングなら内山はディフェンスも鉄壁ですが荒く来られてバランス崩したところにさらに一撃みたいな展開になるとモロにパンチを浴びてしまう。直線的に下がるからだ。ハプニング的な荒れた展開には弱いと露呈しました。
10回にダウン食らったものの11回は意地の逆襲。もうちょっとでダウンを奪い返しそうでした。
ソリス戦でみせた左フックも度々出してましたが金子は耐えました。

相当強く技術もある難航不落ぶり、金子の顔面を崩壊させるパンチも一級品。
しかし危うさも兼ね備えています。

時間がたっぷりある状態で不用意に食ったら一気に落とされる可能性もあります。
フォルトゥナ戦が実現したとして、あの俊敏、獰猛なパンチを先に食ったら確実にやばい。

タイプこそ金子とやや違うがマイキー・ガルシアあたりとやって欲しいです。金子戦はいい試練になったのではないでしょうか?

三浦・金子・内山

日本に素晴らしいSフェザーがいますね。日本人同士の統一戦なんてまったく興味ないです。
金子の次もとても楽しみです。いつか王者になるにふさわしい男だとおもいました。
他の世界王者やランカーとやってどこまでやれるか見てみたいです。
今回は内山が相手だからああいう内容になったがもうちょいポイントとらないと善戦マンで終わってしまうかもよ。

宮崎VSタイ人

これ体調万全でも楽な相手ではなかったろう。なかなかいい選手でした、タイ人。ただ世界王者級ではないです。
減量苦しくて階級上げたのにこのザマでは宮崎は今後相当厳しいだろう。
普段節制せず増量しすぎなのだろう。骨太で減量はきつそうだが極端に背が低いのだから上の階級で通用するともいえず、技術が高いわけでもなく馬力が特徴の選手なのだから。続けるなら自分を見つめ直すべきだろう。

普段重くて試合前に一気に落として計量クリアでリバウンド、60キロ相当で馬力で相手をねじ伏せるスタイルなのだろうが、シルベストレにも負けていたよ。前回の試合できちんと負けになっていた方がよかった。

井岡VSアルバラート

激戦でしたが、中盤からこれは判定だろうなと見るのを辞めてしまいました。
井岡が強いのか相手が足りないのかよくわからなかった。
たぶん両方なのだろう。

しかし称賛しきれないモヤモヤも残った。
相手の顔面がボコボコで井岡は傷ひとつない。打たれて強いタイプではないだけに有効打をもらってないからなのだろうが
やはりパンチがあって相手を倒すタイプのボクサーでないことははっきりした。

ロマゴンといわず、ルイコン、ビロリア、エストラーダ、セグラ、マルケス
彼らあたりと対戦してくれればモヤモヤもかなり解消されるんだけどな。
Lフライならドニー・ニエテスでもいいよ、すごいパンチャーですよ。

しばらくはLフライで(宮崎も惨敗なので)微妙な相手と統一戦

という方向になるとおもいます。

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コメント一覧
  1. みな一度は格上や名のある相手とやってますから井岡の評価もその後とします。

    TBSも減量ヘロヘロ黄昏オーレドンも微妙です。

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  2. 五輪 金 太郎さん

    そうだったんですね。
    あわただしくて、井岡戦は中盤で同じ展開で判定だと見切りつけ
    なんとかサブテレビつけたら三浦は2ラウンドで
    ハルドンが泣きそうな状態だったので・・・

    内山の速攻型は怖いですね。一度もみたことないけど。
    ジャブで自分の距離を作り相手を畏怖させてジワジワ崩すのがスタイルになってますが
    フォルトゥナあたりだと速いし踏み込みがすごいしパンチがキレキレだし
    一発かわしても次のパンチが避けきれないテンポで出てきますんで怖いですよね。

    まっすぐ下がってスウェーでかわす内山ですが
    ダウンパンチは避けきれないタイミングのものばかりですから

    フォルトゥナ戦を妄想すると、鋭い踏み込みのパンチ食ってしまうか
    あの踏み込みにガツンと合わせて失神させるか

    しか想像できません。
    どちらにせよ、壮絶なものです。

    がっつりお見合いボクシングするとかなり難航不落なのはもう認めるところです。
    海外志向でお願いしたいんですがね。

    渡辺ジムで大丈夫なんでしょうかね。
    大きな日本人くらいしか練習パートナーがいないんじゃないかなんて心配してしまいます。

    三浦は骨太マッチメイクが続きそうなので2014年も王者でいたら奇跡かと。
    いい王者に成長しましたが。

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  3. 三浦戦1R終わった後に
    選手の人となりVTRを挟む
    斬新な演出でシタよw

    事前に金子選手の手ごわさを
    ここで入手しての観戦だったので
    楽しめました
    特に11Rは内山は圧巻で
    スペックの違いと意地を
    見た気がしました

    飛び込んでの左フック
    距離をとるジャブ
    見えないようなワンツー
    時間をとめるストレート

    序盤からフルスペックで
    攻めまくって欲しいw
    下がると怖くてこわくて・・・

    仮に日本人同士の
    ハーフ統一戦にって
    流れになるなら
    三浦が勝てば他団体とも
    絡みそう
    内山陣営のコメントから世界的野心が
    感じられず
    危険はおかしそうになさげw

    井岡も亀の次元とはやっぱ違って
    それなりに凄いなと思いまシタw

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  4. KOKOさん

    日本で騒がれたどんな日本人対決ものれなかった私ですので決まれば仕方ない。
    今まで通り世界トップとの試合を妄想するのみ。

    西岡海外3戦は格別に燃えたなぁ。
    あの感動が忘れられんです。

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  5. もう三浦と再戦は、両陣営ほぼ合意に達したみたいですね。
    自分も基本、日本人対決や、一度見た勝敗が明らかな試合の再戦はあまり気乗りしないんですが、これはいいんじゃないでしょうか。今の三浦は自信つけてかなり危険度ましてますし、何より王者の一人なわけで、価値は十分あると思います。
    井岡の一瞬だけ統一王者には激しい肩透かしをくらったので、今度こそという思いがあります。統一王者って全階級でも少ないですし、いいでしょう(笑)。
    そうなれば世界的にもハクがつきますよ。ガルシアとやるにはそういう要素がないと難しい気がします。勝者はマジで、このクラス4団体統一王者目指して欲しい。IBFの新王者のキューバ人がまた強そうですが・・・
    WBOのガルシアがS・フェザーのキャリアは少ないですが、それでも世界的には1番の評価なんでしょうから、コイツ倒さないとやっぱダメですね。通過点としては、まあ内山VS三浦2もいいのではないかと。

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  6. 八さん

    ロマゴンといいませんからルイコンあたりとやってくんないですかね。相手が謎で評価できません。

    三浦は今みたく序盤で相手ヘロヘロにするのが必勝パターンですね。

    金子凄かったけど内山レベルになるとKOしか活路がないのかな。逆に内山の難航不落ぶりに関心したりして。

    ウィラポンやポンサクがアジアで無双状態だったのとかぶります。

    彼らは防衛記録は凄いけど本場に出なかった。

    渡辺会長はそれを望んでるみたいですがそれだといつか彼らと同じ最後になりますよ。

    アジアや格下に負ける日が来るなら悲しすぎます。

    三浦と再戦したって士気が上がらん。
    ムードは三浦のリベンジだし。

    世界的なスターとやるべきです。

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  7. ボロカブサムライさん

    三浦には隙もあるとおもいますし安定王者ではない気がするのですがメキシコ3連戦でかなり畏怖されるインパクト残しましたね。
    顔面大きめですがタフでもありますし。
    ポンセ戦もKO期待できます。
    帝拳は上手く育てたとおもいますね。

    井岡はなぜあんなに無傷なんだか。
    日本時代のほうがひ弱かった気がします。
    アルバラートが強豪との対戦皆無なので査定できません。

    フライのトップレベルがあんな試合したらボコボコフラフラになりますでしょ、普通。

    謎でした。

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  8. ぺこまんさん

    勉強だなんて、ただの妄想駄文ですよ。

    内山ピンチだったけれど難航不落ぶりはすごいですね。長期王者の貫禄があります。

    しかし、カオサイやポンサクと同じ、今のままではアジア王者の域を出ません。

    ビッグネームとやったら
    ジューVSジュダーみたいにぶっ倒すか
    ドネアVS西岡のように、やはりさらに上の世界を痛感するか

    そんな極端な結果になるような気がしました。
    激闘型じゃないんですよね。

    ボコボコに破壊するか、一発で散るかみたいなところがありハラハラするスタイルですね。

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  9. 内山選手の試合よかったですね。

    毎回地上波放送の後に、プクーさんや他のマニアの方のブログを読み、自分の感想と比較しながら勉強させてもらってます。

    これからも更新を楽しみにしてます!

    内山選手と山中選手は行けるところまでチャレンジして欲しいですね!

    あと岩佐選手も今年世界戦できたら楽しみだなと思ってます。

    これからもブログ楽しみかしてます。

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  10. 明けましておめでとうございます。

    井岡は自分もわかりませんでした。よく動き良くパンチは出るけれどもパワーレスでパンチの精度も世界一流だとは思えません。
    センスはあるのでしょうけど、所詮はロマゴンとやれば粉砕されるレベルでしょうか。
    自分でも分かっているから逃げまわっているのでしょうけれど。
    コンセプションやマルケスの圧力にも勝てないのでは?

    三浦はこのスタイルが一番ではないでしょうか。
    予測しにくい左のパンチは大きな武器です。右もスムーズに出るようになりましたし、これからどんな相手とやるにしても楽しみな選手です。
    ただ仰る通り詰めが下手すぎますね…。チャンスに力まなければ早々に試合を終わらせられるのに…というファイトばかり。
    相手に盛り返す時間と気力を与えることになるので全く良い事はないですね。

    内山はもう国内ではなく外で思い切りやらせて欲しいですね。
    年齢を考えてもこれからは昇ることはなく落ちていくのは避けられません。夢を追わせてあげたい気持ちです。
    ベルトや肩書は微々たることでしょう。
    次は指名戦になるようですが、フォーチュナは強いですね。。
    内山でも勝てるかわからない気がします。

    金子は思っていた以上に面白い存在です。
    こういう選手にどんどんチャンスが与えれれば日本ボクシング界はもっと良い方向に進めると思います。

    今年も記事を楽しみにしてます。

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  11. 三浦選手はトンプソンに勝って自信をつけたのでしょうね、左に加えて右も良いパンチを出していました。金子選手も良い選手ですが、思い切り、マイダナ的にオーバーハンドを1ラウンドから打てば勝てたかもです。10Rではやや遅かったかも?内山選手も次は、ガンボア フォーチュナ あるいはガルシア辺りと戦って欲しいですし、それだけのキャリアだと思います。井岡選手・・・自分もわからないです。他団体のチャンピオンクラスとやるか?フライ級の猛者とやらなければTBSチャンピオン扱いです。今回の相手は勇敢ですけど、ロマゴンと反対で当て感が悪過ぎでした。マイダナの様な一見、大振りパンチに見えてもスピードと当て感が良い選手と違うなと思いました。

    今年も面白い記事を期待しております。

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