
いよいよサウジアラビア、井上と中谷が共演しますが、もう一人のSバンタム級、西田凌佑の再起戦も決まりました。
ちょっと別人だったけど、西田は武居を圧倒したクリスチャン・メディナに勝っているのがポイントです。中谷の奇襲に敗れましたが、あんな奇襲でなければ違った展開がみれたかもしれません。
西田というボクサーは未だに計り知れないところがあります。
今回日本人と対戦する選手を1年前に書いているんだよな。
ランクは低いけど、ロクな選手が見当たらない中でメキシカンのこの2人は戦績もあいまって、手ごわそうとおもった記憶があります。
セバスチャン・エルナンデス・レイエス
中谷と対戦する男はちょっとファン・マヌエル・マルケスに似た構えです。スピードはないですが、ミゲール・ベルチェルトのような連打をかまします。中谷が異次元ですが、強いSバンタム級だとおもいます。
ブライアン・メルカド・バスケス
デビュー2戦目でSD負けであとは全勝32勝26KOというのはかなりすごい。名が知れたところではアーサー・ビラヌエバ、ホセ・ベラスケスあたりに勝っています。正直なスタイルでエキサイティングで強いという印象を持ちました。
両者ともにクリスチャン・メディナがあんなに見事な試合をするまでは、こっちの方が上だろ、なんならアラン・ピカソより強いだろとおもっていました。
西田凌佑は昔は関西のメイウェザーと言われ、打たせないディフェンスマスターの判定職人のような存在でしたが、戴冠したエマニュエル・ロドリゲス戦あたりから、打ち合いのファイター化してきました。それでもKO率は低く、Sバンタムでどのようなスタイルになるのかまったくわからないところがあります。
この試合はIBFの挑戦者決定戦だそうですが、すべてのベルトは井上尚弥が持っています。
返上後の王座決定戦に向かうのか、井上尚弥への挑戦も辞さないつもりなのか、けっこう注目の試合なのです。




