これぞ、50-50の戦いといえる統一戦。いよいよです。
見た目じゃわかりにくいが、テイラー30歳、ラミレス28歳。ともに全盛期といえるが、ラミレスの方が若いんだな。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ラミレス | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 8 | 8 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 110 |
テイラー | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 116 |
いつものトップランクよりずっと早くにメイン。
有観客だが、注目の試合なわりに会場は静か。
ラスベガス、ネバダはラミレスの地元といえるかな。
共にロンドン五輪代表
1R
数値は178センチだが、テイラーの方が少し背が高い。
テイラーが右ジャブを伸ばしボディ
ラミレスはガードを固め、接近したら左ボディからテイラーを押し込む。
迫力はラミレス
堅実で質が高いのはテイラー
ハイレベルで拮抗している。
テイラー10-9
2R
テイラーが鋭いのでラミレスはいつものようにプレッシャーをかけていけない。
テイラーのジャブからの左ボディ
ラミレスはロープにテイラーを押し込みたいが上手く遮断されている。
遠距離ではテイラーがいいが、工夫してプレスをかけるラミレスの左ボディから
のアッパーが浅く当たる。
互角か、気迫で
ラミレス10-9
3R
テイラーが高いスキルで試合を支配するか
ラミレスが強引にこじ開けていくか
全体的にはテイラーがいいが、ラミレスも必ず見せ場を作る。
共にボディ打ちが上手い。
やはりラミレスがテイラーをガンガン押し込み派手なパンチを繰り出していく。
ラミレスの接近戦は強力。
しかしその後はテイラーがお返ししていく。
中間距離だとテイラー
ロープに押し込んで打つラミレスのボディが強烈。
テイラーがテクニックだけでは捌けなくなってきた。
ラミレスの攻撃力が上
ラミレス10-9
4R
ラミレスのフィジカルとタフネスがテイラーの技術を上回った3回。
中間距離も下手じゃないのがラミレス。手が出るのはテイラーだが
しっかり守ってプレスをかけていく。
プレスをかけるとラミレスがよく、攻撃の迫力が勝る。
今後、どの距離で長く戦うかだ。
ラミレスが後ろを向いた瞬間にテイラーのストレートが後頭部をかすめ
テイラーが攻め込んでいく。
テイラーも接近戦ではよくボディを守っている。
ラミレスの気迫がすごいがテイラーのクリーンヒットが上回った。
テイラー10-9
5R
両者にパワーがあり、一進一退。
上手いのはテイラーだが、ラミレスの気迫がどこまで追い込むか。
会場は39-37でラミレスと出ているが
少しだけテイラーな気がする。
ラミレスの圧力を捌けばテイラーの方が総合力は高い。
ラミレスはすでにゾンビモードで絶対倒れないようなムードが漂う。
テイラー10-9
6R
やはりこの統一戦は実力が拮抗している。
技のテイラーに気迫のラミレス
ラミレスが前進したところにテイラーの左がカウンターでモロに入り
ラミレスがダウン。
🎥 #𝙍𝘼𝙈𝙄𝙍𝙀𝙕𝙏𝘼𝙔𝙇𝙊𝙍 𝙃𝙄𝙂𝙃𝙇𝙄𝙂𝙃𝙏𝙎 🥊
— Top Rank Boxing (@trboxing) May 23, 2021
In a fight that had everything, @JoshTaylorBoxer delivered the game-changing moments that helped him secure his place in history. 🏴🌪 pic.twitter.com/IQxbVA9mtE
タイミングバッチリで効いたとおもうけどラミレスはなんでもないように反撃していく。
ラミレスがゾンビなのでテイラーも仕留めにはいけない。
テイラーはタイミングのいいパンチを狙っている。
ラミレスはやや効いたか攻守の精度が落ちた。
テイラー10-8
7R
テイラーの方がパンチの精度がいいか。
余裕が出てきたか。
ラミレスは必死に食らいつくがスピード、回転力でやや遅れている。
ラミレスが必死に前に出るのでテイラーは合わせるだけでよくなってきた。
クリンチからの離れ際にテイラーの強烈なアッパーが入り、ラミレスダウン。
今度は強烈でもう立てないようなパンチだが
ラミレスは立ち上がって再開。
しかしラミレスは強烈に効いている。
https://twitter.com/i/status/1396292414491533312
テイラー10-8
8R
超頑張り屋のラミレスも絶体絶命か。
テイラーの攻撃テンポが増すばかり。
必死に食らいつくがダメージ差が深刻で
テイラーのスピードが完全に上回っている。
テイラーは逃げ切りも倒しにいくことも出来る状態。
ラミレスは逆転のダウンを奪うくらいのパンチがないと苦しいだろう。
テイラー10-9
9R
テイラーはあと一発ダウンを奪ったらレフリーが試合を止めそうだ。
ラミレスは接近戦からのボディ、ラッシュか何かがないと相当苦しい。
リング中央で戦っているとテイラーのスピードや的確さが上だが
ラミレスは効いて疲れてプレスをかけていけない。
ラミレスが攻めたところでゴングが鳴ったが全体的には
テイラー10-9
10R
普通なら終わってるはずなのにラミレスはタフだなぁという感じのテイラー。
両者ともに顔面は腫れている。
テイラーは無理をせず足を使ってペースを維持。
ラミレスが出てきた時に対処すればいいという感じ。
ラミレスはこのダメージから強襲ができるかどうか。
ラミレスの強襲に会場が沸くが、試合をコントロールしているのは
テイラー10-9
11R
このラウンドでラミレスが逆転しないと試合はテイラーのものだろう。
しかしラミレスはガンガン出ていけない。ダメージがある。
静かなチャンピオンシップラウンドとなるも
後半はラミレスが執念で攻めた。
テイラーは逃げ切りか。
ラミレス10-9
12R
いつでもKOでストップできそうなテイラーだが
ラミレスの気迫とタフネスを警戒し、逃げ切りっぽい。
ラミレスは逆転ノックアウトしかない。
ラミレスが出てきたところにテイラーがどんなパンチを合わせるか。
ラミレスが逆転を狙って攻める。
テイラーは決して無理をしない。
ラミレスの気迫はすごかったが、最後まで捉えきれず、テイラーの総合力に屈した。
ラミレス10-9
6ラウンドのテイラーのカウンターは芸術的
7ラウンドのアッパーが強烈だったが、クリンチ後でやや不運だったが
一瞬の気の緩みが生んだダウンといえる。
114-112×3
ジョシュ・テイラー
結構競った採点となったが、テイラーの完勝といえる。
総合力が実に高い。
クロフォードより大きいし、ウェルター級でも通用するだろう。
ラミレスにはバージル・オルティスと同じ匂いがするが、オルティスはテイラーに勝てるだろうか。
執念はすごかったし、滅多に負けるファイターではないとおもうが、スタイルの限界か。
ホセ・セペダVSハンク・ランディ
ドラマチックな倒しあいを制し再び世界戦線に残ったセペダとベテランのランディ。元世界王者ではなく挑戦者同士のシルバータイトル戦。
バランチェク戦に比べ、ランディのパワー、攻撃力が大人しいので、それに合わせてセペダも静かに戦っている。サウスポー同士の技術戦。セペダは勘がいいので、スリッピングでかわすようなディフェンスが多く、そこがトップレベルだと危ういともいえそうだ。セペダが余裕をもって押しているが、決めきれない、よく動くランディにパンチが当たらない。ランディは世界レベルでは負けているゲートキーパーだが、判定が多く倒されたのはクロフォードだけ。
98-92×3
セペダ
Sライト級のセペダは相手の火を消す、テクニシャンだ。
バランチェク戦は彼のスタイルのおかげ。
ロマチェンコがインタビューされている。
「テオフィモ戦は負けてない引き分けがせいぜいだろう。
中谷は俺にとってベストな相手だ。テオフィモと俺の比較が出来るから。
中谷はタフで素晴らしいファイターだ。」