スーパーフライ2で王者との統一戦はおろか、名を売る相手との対戦も難しそうなので、井上尚弥は年末ヨアン・ボワイヨという無名選手との防衛戦を最後にSフライ級を去る意向のようです。
スーパーフライ2への参戦もほぼなくなりました。
結局、Sフライ級でもビッグマッチは実現しませんでした。
井上との対戦を蹴ったジェルウィン・アンカハスはスーパーフライ2には出ずとも米国進出が決まっています。
2月3日、イスラエル・ゴンザレスというメキシコ人相手に4度目の防衛戦が予定されています。
イスラエル・ゴンザレス
21勝8KO1敗ゴンザレス、練習動画はあれど、きちんと観れる試合映像は厳しい感じでした。
代わりにアンカハス
https://www.youtube.com/watch?v=6lzHFKq7PRw
マニー・パッキャオと同様にアンカハスがトップランクと契約する日は近いそうです。
ゴンザレスにとっても米国での試合ははじめてです。無名選手との試合で築いた戦績ですが2016年、元ライトフライ級の暫定王者、ラモン・ガルシアに勝っています。(ガルシアは直近5連敗です)
アンカハス
「コーチには、油断してガードを下げたりするな、特に今回のような無名の相手に対してはと言われています。なので相手を過小評価したりはしません。技術をお見せできるでしょう。メキシコ人は皆激しく戦います。」パッキャオとメキシコ人対決をみてわかるように、フィリピンVSメキシコはいつもエキサイティングなものです。ゴンザレスとの対戦はESPNと契約し米国デビューするアンカハスにとって良いテストになるでしょう。
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NEXTパッキャオという見出しはパッキャオのように偉大な挑戦をしていくというよりは、パッキャオのように米国で稼ぎたいという陣営の思惑なようです。誰が、米国でアンカハスと無名メキシカンとの試合を観たいでしょうか?
しかし、アンカハスもヤファイも井上尚弥との対戦を避けました。その時点で井上の不戦勝、自身のベストパフォーマンスが発揮できるバンタム級転向はもう仕方のない事です。
Sフライも遠い国の出来事としてしか楽しめなくなりそうです。比嘉などがそのうち上がるでしょうが、彼がシーサケットやエストラーダと戦う姿を今思い浮かべるのは難しいです。
色々、運やタイミングもあり仕方のない事ではありますが、結果的に大橋ジムが望んだ形がこれなのかもしれず、なんとも言えないところがあります。
さよなら、スーパーフライ2