
井上には素晴らしいファイトを見せたが、ドネア自身パンチを受けすぎた。ドネアは伝説の選手だが、12月19日には俺と対戦するんだ。負けるわけにはいかない。
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エマニュエル "マニー "ロドリゲスは、12月19日にWBCバンタム級世界タイトルをかけて元4階級王者ノニト・ドネアと戦う機会を得られたことに幸運を感じている。試合はコネチカット州アンスカビルのモヘガン・サン・カジノで開催されるショータイムのテレビ放映カードのメインイベントとなる。
プエルトリコのファイターは2019年5月、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ・トーナメントの一環として行われたWBA/IBF統一戦で日本人スーパースターの井上尚弥に2ラウンドでノックアウトされ、厳しい敗北を喫した。ロドリゲス(19勝1敗、12KO)はその敗北以来、まだ試合をしていない。
ドネアもWBSSトーナメントに出場しており、決勝で井上とのファイト・オブ・ザ・イヤーの試合で12ラウンド判定負けを喫した。ドネアはWBC王者ノルディン・ウバーリと対戦する予定だったが、ウバーリにCOVID-19の陽性反応が出たため、相手が変更となった。ウバーリが指名挑戦者であるドネアと対戦できなかった結果、WBCはロドリゲスとの空位ベルトを賭ける戦いを指令した。勝者はウバーリと対戦することになる。
ロドリゲス
「この戦いは、俺が井上に負けたことから生まれたものだが、我々は地図上に戻ってきている。すべてのボクサーが敗れた後に世界タイトルの再挑戦のチャンスを得るわけではないが、ドネアとの対戦では誰もが見慣れた以前の自分の戦いをするつもりだ。ドネアは間違いなく未来の殿堂入りファイターだ。彼と戦えることを誇りに思うし、尊敬に値するが、彼はキャリアの中で多くのダメージをを受けてきたし、既に38歳だ。動きも同じではないはずだ。決して甘く見ているわけではないが、年齢によるアドバンテージはたくさんある。井上には素晴らしいファイトを見せたが、ドネア自身パンチを受けすぎた。ドネアは伝説の選手だが、12月19日には俺と対戦するんだ。負けるわけにはいかない。負けてから世界タイトルを狙うというのは、誰にでも与えられるチャンスではない。精神的にも肉体的にも俺はドネアよりフレッシュだ。」
山中が世界王者の頃から、ランカーでは一番脅威を感じたのがエマニュエル・ロドリゲスだ。
全勝のまま、鬼門の英国でポール・バトラーに楽勝でIBF世界王者になった時は本格的な王者の到来を予感させた。しかし近い未来に井上との邂逅の果て、あまりに短命王者で終わった。
井上との試合を材料にすると、ノニト・ドネア有利な声が大きいが、ロドリゲスが一流のファイターであるかどうかが試される試合となる。
歴代最強のバンタム級ではないかとおもわれる、井上尚弥と昔のノニト・ドネアを相手に、およそ1年半にも及ぶ遠回りを経て、ロドリゲスが捲土重来を期す。