ノニト・ドネアVSウィルフレド・バスケスJr

もうまもなく行われる注目の一戦、ホルへ・アルセが返上したWBOSバンタムの王座決定戦です。
決定戦といえど文句ない実績の二人です。

ドネアはスーパーバンタムはじめての試合、それでいきなりバスケスとは大したものです。
バスケスはアルセに負けて無冠となりましたが元王者でバリバリ。アルセに負けた試合はアグレッシブに仕掛けられすぎて経験不足で不覚をとったような負け方で再戦すれば勝つだろうな的な内容でした。

写真を見るとやはりスマートなドネアの方が背は高い。やや打ちおろしのジャブやストレートはビュンビュンと炸裂するだろう。
バスケスは背では劣るが減量苦しいらしく普段は相当重そうです。パンチの重さと馬力はドネアより上かもしれません。

この試合は本物のスーパーバンタムの体力を持つバスケスに階級上げたドネアがスムーズに順応し対応できるのかが焦点だとおもいます。
同じフィリピン人の俊英、マービン・ソンソナも骨格は大きかったが階級上げてバスケスの前にはなす術なしでした。
同じようなことが起こる可能性もなくはありません。

正直バスケスは負ける前までは剛腕親父の印象やタトゥーだらけの体、KO率の高さなどから結構怖い存在感があり、西岡とどっこいどっこいかくらいにおもってました。エリート無敗王者であったスティーブ・モリターより嫌なタイプだと。しかしアマチュアのキャリアがあるわけではないようで、パワー、馬力で圧倒できない場合はそんなにテクニックは持ち合わせていないのかもしれません。

予想するとすればドネアのKO勝ちでしょう。ナルバエス戦でのうっぷんを晴らすのではないでしょうか。またすごいKOシーンが見れるかもしれません。
バスケスは前に前に打ち合ってくるしアウトボクシングでは勝ち目がないですから。

けれどバスケスは自分が勝つにはこれしかないと決めたスタイルがあるだろうし、キャリア浅いのに立派な元王者だし親父の威光、才能も相当高いとおもうし絶対タフで諦めないタイプの顔してるんで楽しみです。ドネアが今までやった相手で一番ごついやつではないでしょうか。

西岡もリコンドゥもいる世界が注目、ハイレベルな王者集うこの階級の行く末が楽しみです。

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