気になる試合動画が上がっておりました。
うーん、久々の試合でやや試運転、実戦感覚も鈍っているような印象もある。
しかし相手はかなりの強豪でこれはバンタム防衛続けてきた時よりも普通に強敵だろう。
若く、勢いもあり、成長もしている選手だろう。日本で彼に勝てるものはいるだろうか?っていうくらいのレベルだ。
先日ドネアと戦ったメキシコの古豪、アルセより現状強いだろう。
なんかマレスにそっくり、仮想マレスでいいんじゃないでしょうか?
違うのは環境と運だけのような。
しかしもしサントスの相手がドネアであれば
距離をキープして涼しい顔してカウンター決めて倒すだろう。
リコンドーであれば
相手の攻撃はほとんど機能させず、どっかで何度か高速パンチでダウンを奪うだろう。
長谷川は華麗な動きやディフェンスワークだけで会場を唸らせるものを持っているが、彼はアウトボクサーじゃないんだなと確信しつつある。
スピードがあって華麗だが、あくまで回転力、ラッシュが武器の脚とテクニックのあるファイターなのだろう。
ジャブはタイミングを計るためだけにある感じだしパンチの交錯する距離は近い。
粟生もそんな感じでアウトボクサーのようでいて自分のパンチの距離は短い。
ドネアのようなジャブがストレートのように機能するアウトボクシングとは程遠い。
打ち合いが好き、打ち合いでカウンター気味のパンチをねじ込むスタイル。
リスキーだけど、サントスにはわずかに打ち合いで打ち勝っていたようだ。
が、危ないタイミングのパンチを食ってもいるのでこれがドネアやリコンドーだったら倒されているだろう。
随所にいい選手だなぁと目を奪われる動きはあるけど、実際は結構打たれて危ない面も目立つ
そしてやはりパワー型の選手ではない。
であれば、今のスタイルの精度を上げて、連打やラッシュ、回転力で相手を上回るボクサーになるしかないのかな。
やはりこういうスタイルだと馬力があったり体格の大きな選手には機能しづらいだろう。
ポンセやサリドよりずっと上手く、速くみえるが馬力に飲まれそうでもある。
それでも十分に世界王者返り咲きは可能だし
今の超一流王者と比べると危ういが、並の世界王者くらいのレベルは十分あると感じた。
再びの活躍を期待する筆頭株であることは間違いない。