11月4日は日本の近藤の試合がやはり一番気になりますが、この男も個人的にはスルーできません。相変わらず、ヘビー級にのれないですが、代役スティバーン、勝つ可能性もあるとおもいますよ。
ドミトリー・ビボル
WBA Lヘビー級王者
11勝9KO
アマ
268勝15敗
ロシアといってもキルギスタンの選手で風貌が極めてアジア、日本人にもみえてしまいます。おまけにイケメンです。強いですが、プロモートに成功し村田より少ないキャリアで王者になってしまいました。ここまではやや出来すぎな気もします。
新王者のバドゥ・ジャックが防衛もせず王座を返上したので正規王者に繰り上がりました。経緯をみるとジャックはネイサン・クレバリーを下して王者になりましたが、クレバリーは先日WBSSを勝ったユルゲン・ブリーマーから王座を奪った形ですが、ブリーマーの負傷による棄権か何かで、それまでブリーマー優勢だったらしいから眉唾ではあります。
https://www.youtube.com/watch?v=ehBLE7qJvmY
体格もさほど変わらないであろう、ビボルと村田、ビボルが村田だったらなぁとおもってしまったほど、日本人的なワンツーの教科書的で美しいボクシングをします。軽量級のように速く連打が利きます。
しかし、その基本に忠実すぎるスタイルが特徴でもあり限界かもと感じるところもあります。これだけで、曲者も超パワフルもいるLヘビーをけん引する王者になっていけるでしょうか?
トレント・ブロードハースト
20勝12KO1敗
オーストラリアの選手で未知ですのでチェックしてみました。
長身のオーソドックスです。かなり古い映像かとおもわれますが。スタイルはビボルと同じです。体格を生かしてプレスし打ち下ろしの右や左フックで決める感じです。ビボルに比べると遅いです。どちらもプレスをかけて連打で仕留めるタイプなので、どちらが前に出れるかでしょう。ビボル有利にみえます。
ロンドン組がかなり成功し、このクラスにはビボルの格上、金メダルのエゴール・メコンツェフもいます。まさかの引き分けや再起も冴えぬ試合で出遅れておりますが、はやくトップシーンで観てみたい選手です。アマ、ヘビー級でウシクに勝っていたりします。
ウォードの引退で、恐らくセルゲイ・コバレフも厳しい復帰戦を勝ち抜き、王者に復活するとおもわれます。熊軍曹のアーサー・ベテルビエフも恐らく今年中に王者になるでしょう。来年にはLヘビーはロシアの時代となると予想します。
その中で一番輝くのはもしかしたら、一番基本に忠実で速くて若いビボルになるかもしれません。若さは武器です。成長に期待しましょう。
スティーブンソンや
ジャックや
やっと挑めるか、エレイダー・アルバレス
などはやや別枠といった趣です。